第58話 円滑に過ごす処方箋:自分に丸を付ける

 特にアスペルガー症候群の方にオススメな方法が、何とかして自分をほめる習慣をつける事です。


 前述しましたが発達障害を抱える方は親やクラスメートといった周りの人からの評価が低い傾向にあります。

 そのため自尊心が育たず自分自身を大切に出来ない事が非常に多いです。

 実際私も自尊心が地の底よりも低く、自分の命を大切に出来ていません。死ぬのが怖いから仕方なく生きているようなものです。


 こんな大人には育ってほしくないと思っているので皆さん、特に発達障害を抱えている皆さんは真似しないでください。

 昔、「自分で自分をほめてあげたい」と言ったマラソン選手がいましたが、それと同じように自分だけは自分をきちんと褒めてあげましょう。



 具体的には1日の終わりにその日起こした良いことを3つ探しましょう。


 この良いことはどんな小さなことでもいいです。ゴミを1個拾った。とかでもいいですし声を出してあいさつした。でも良いです。

 何だったら、自販機で缶コーヒーを買った。でも良いです。

 1つ良いことをしたら「最低」1点で評価しましょう。これで1日3点をつけることを目標にしましょう。


 で、この点数制ですが必ずしも良いこと1つにつき1点で無くてもいいです。誰から見ても素晴らしいことをした場合、100点とか500点、何だったら10000点つけてもいいです。

 そうやって健常者からすれば「必要以上」な褒め方で褒めましょう。


 別に自分で自分をほめる分には誰にも迷惑がかかりませんし、減る物でものないので思う存分やりましょう。そうすれば低かった自尊心も少しは上向きになる事でしょう。

 特に普通の人から見れば「かなりオーバーに」褒めるくらいが重要で、やり過ぎでちょうどいいでしょう。



 とはいえ、今日はじめたから明日に効果が出るというものではありません。とりあえず3カ月続けて習慣にしてからが本当のスタートとなります。

 慣れるまで時間はかかりますが1日の内のほんの5分10分を使うだけです。ぜひ習慣にしてみてください。

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