第55話 円滑に過ごす処方箋:要領の悪さを自覚する
特にアスペルガーの人はおそらく他の人からは「要領が悪い人」と思われているケースが多いでしょう。
おそらく「自分のルールに従う事」が「効率が良い事」よりも大事だと思っているからだと思われます。
また臨機応変に対処することが極めて困難で、ケースバイケースで柔軟に動くことが出来ずに毎回決まりきった行動しか「できない」事も要領が悪いことの原因の一つになります。
それは普通の人から見れば「めんどくさい奴」と思われてしまう原因になります。
実際私もネットで「要領の悪い人の特徴」というページで項目がいくつか挙げられていましたが、ビックリするくらいズバリと当てはまりました。
それこそ「貴様!俺の私生活調べたな!?」っていう位バッチリと。
ですのでアスペルガーを患っている人はほぼ「要領が悪い人」という認識で良いと思います。
で、要領が悪い人はどうすればいいのかというのは、調べればネットに書かれているのでそれを見て参考にしてください。
……と書くと逃げになりますので個人的なオススメをご紹介します。あくまで「個人的な」意見ですので全ての人に当てはまるわけではないというのをお忘れなく。
1:シングルタスクに分解する
アスペルガーの方はマルチタスクというのは非常に難しいです。というか、ほぼ不可能です。
ですので「~~をやって、~~をやって……」というのではなく「~~をやってから、~~をやる」という風にやる作業は常に1つにしておくと混乱が少なくて済みます。
2:人に頼る
こう書くと人に頼りっきりと思われてしまいがちですがそうではありません。自分の出来る範囲を超えてしまう場合は人に頼んで協力してもらうのが正解です。
許容量をオーバーした仕事を自分一人で抱え込んでしまうのは健常者でも悪手です。ましてやそれよりハンデのある発達障害を抱えている人にとっては致命的となるでしょう。ですのでダメなときは素直に協力してもらいましょう。もちろん協力してもらったお礼をするのを忘れずに。
他にもいろいろありますがとりあえずこの2点を守れれば大丈夫かと思います。もちろんこの2つを守れば完璧というわけではありませんので、各自の判断で項目を追加してください。
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