第27話 「待て!」「イヤだ!」
ADHDの人はとにかく待つことが苦手です。
小学生の頃家族で食事に出かけた際、実際にかかった時間は正確には大体1~2時間位だったと思いますが、私的にはどんなに短く見積もっても現在の時間感覚では6時間から8時間以上はかかっていたように思えます。
とにかく「早く料理を食べたい」「早く家に帰りたい」と思っていてじっとしているのが苦手で店の中をうろうろと歩き回っていました。
家族と一緒に外へ出かけるときはいつもそうで、とにかく時間の流れが異常に遅くて「早く終わってくれ」と心の底から思っていました。
「そんなバカな話あるわけないだろ?」とお思いでしょうがおそらく「子供の頃は時間がゆっくりと感じられた」というのを差し引いても異常に時間が長く感じられたのは事実です。
他にも相手の話を聞くのが苦手で話の途中で相手の言いたいことを先回りして言う。なんてこともしょっちゅうでした。
当初はそれが悪いことだとは思わず、むしろ、「オレ相手の言いたいことわかるんだぜすげーだろー」と思っていました。
(今考えてみるとぶっ飛ばされてもおかしくない悪童でしたね)
他にも今思い返してみると行列に並んで待つことも苦手で列を離れて先の様子を見に行くこともしょっちゅうあったと思います。
当時はまだ小学生かそこらでどこへ行くのも親と同伴だったので、大した問題にはなりませんでしたが(というか中学生まで一人で外出することが無かった)今思い返してみると行列で問題にならなかったというのはある意味幸運だったと思います。
自分一人で行列に並ばなければならない頃にはある程度成長して物心がついていたのでその意味では問題にはならなかったと思います。
(あくまで主観的な意見のため当てはまらないことがあるかもしれませんが)
個人的にはADHDはある程度成長すれば治る面はあるでしょう。それに関しては次のお話に回します。
イヤーヒッパルネー。……TVほどじゃありませんが。
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