第23話 ADHDについて

 さて、アスペルガーに関しては大体言い終わったので今度は私を構成しているもう一つの要素、ADHDについて述べたいと思います。



 ADHDとは注意欠如多動性障害ちゅういけつじょたどうせいしょうがいとか言う仰々しい名前がついていますが

・椅子に座り続ける事が出来ずに歩き回ってしまうとかおしゃべりが止まらないといった「多動」、

・他人がやっていることをさえぎったり(しゃべってる途中に話を被せるとか)列に並ぶことが出来ないといった「衝動性」、

・ケアレスミスを何度も繰り返したり一つの事に長時間集中して臨むことがどうしてもできない「不注意」、

 という3つの特徴があったら大体ADHDだと思ってください。


 この「じっとしてられない」のと「衝動を抑えきれない」というのはもう本人の意思ではどうしようもできず、絶対服従しなくてはならない命令のようなもので特に子供の頃は大人しくしろというのはどうあがいても無理な注文、それこそ「今から一生逆立ちしたまま生活しろ」と言われるようなものです。

 そのため集団生活に支障が出る場合、ADHDだという事にしようとなったわけです。



 昔はお医者さんの間でもあまり認知されていませんでしたが、結構昔にADHDを患った女性の話を綴った「片づけられない女たち」という本で有名になりました。


 本の中での症状は主に「片付けができない」「順序立てて仕事をこなす事が出来ない=段取りが出来ない」「優先順位が決められない、ゴチャゴチャだけどとりあえずやるという事が出来ない」といったところが有名な部分でしょう。



余談になりますがADHDのよく似た親戚にADD(注意欠陥障害ちゅういけっかんしょうがい)というものがありますがADHDの多動が無いものだと思っていただければOKです。

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