第2話 Alone in the dark

パパの肩車 柔らかい髪

夏のにおい 広い草原

ちくちく髭がささってちょっと嫌だった


いつもここで目が覚める。父との思い出。

私はいくつだったのだろうか。3歳?4歳?・・・・


日の出まであと数刻。アームバンドのデジタル表示のグリーンが目に痛い。

今回の依頼は襲撃してくる盗賊から店舗を警備すること。

裏口のドア前の茂みで座った姿勢のまま眠ってしまったようだ。

もうすぐ朝が来る、しかし油断は出来ない。

盗賊は警備の手薄な早朝、襲撃してくることも多い。


DIVISION A.Kでは鎮圧士は重宝がられている。


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alone in the ......(THE STEEL EDGE:2) @yohansdkfz251

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