4.デットエンドによる地獄の学園黙示録
第10話 サクラサクではなく、サクラチル
異世界から家に帰ればそこは見るも無残。
我が家に帰ると同時に、
復元及びゴミ掃除を終え、
兄と同じ高校に通うことになる私。
これは私が学校である物を発見したときのお話です。
一年ぶりに我が家に帰還。
これでもかと腐敗した建築物。そこに私が知っている懐かしい
若干家が斜めに傾いてる意味も分からない。
ピサの斜塔か……それとも斜に構えてみたのか。
私がいない間に、
近代的美術を好む
劇的ビフォーアフター……?
建物と呼ぶレベルではなく、デカすぎる
粗大ごみと化した家。
『美咲ちゃんんんん!!』
腰を抱きかかえ泣きじゃくる兄。それどころではない。住む場所が住めない場所に変わっている。腰に衝撃が走るがそれどころではない。異世界でお城に住んでいたけど、こうも現実は厳しいものか。
『愛してるヨォオオオ!』
——離せ……私を離せ……離せ、この糞。
お城からゴミ屋敷に転落の都落ち。
革命ですか?
兄の
人生の千切れない足かせ。それこそが我が兄。
『ここ……は……』
私は生気を失くした声で問いかける。
『まだ異世界なの?』
『お兄ちゃんがいるここが現実だよ♪』
――帰る場所を間違えたのか……な?
けど、ゴミが私の近くに存在する現実。臭いし、
『そう、ところがどっこい……ハッ』
鼻で笑ってしまう。
『これが現実なのね……』
コイツがいる場所が現実だと理解している。
『美咲ちゃんんんん!! おかえぇええりぃいいいいいい!!』
はぁ……私は帰ってくる必要がない。というか、帰ってきたくなかった。
その後、廃墟を懐かしの景色に戻すべく家を《復元》。私の能力がなければどうなっていたか……どういう生活をしたら一年で家がここまでになるのか。まさに天変地異。ゴミ野郎の特殊能力発動でございます。
兄がいままでどういう生活をしていたか気になります。
ワタシ、気になります。特に、
家の通帳残高が非常に気になります。
『ここは無事か……ふぅ』
だが、そこまではゴミではなかったようで私が異世界に行く前となんら変わりない金額が残っていました。多少は減っているものの特に限度を超えた使い方をしてないところは唯一褒められたところです。
ただ、ゴミの量と金額が一致しないのは
多少気掛かりですが、
何かあったのでしょう。
「お兄ちゃん、いい加減起きないと学校に遅刻するよ」
それから、時が経ち入学当時の朝を迎えました。
兄はいつも朝起きてきません。こういうところもダメなところです。なぜに血のつながりがあるのか皆目見当もつきません。遺伝とはナニ。この男はナニ。なぜ、私がコイツの面倒を見る?
「もう少し……もう三時間だけ……」
しかし、ほっとくとどこまでも堕落してしまうので、
「起きなさい」
毎朝起こしに行くのが日課になっています。登校初日だというのに休みが抜けきらいないとかではなく、いつもこうなのです。毎度こうなので。せめてもの抵抗です。高校卒業して頂かなければ働き口がなくなるからです。
「三時間もしたら始業式終わっちゃうでしょ! ごはんも冷めちゃうよ!」
「ごはん……?」
「朝ごはん!」
「美咲ちゃんの手料理があるの!?」
朝食といった瞬間に調子がいいことにいきなり布団から飛び起き、
「早く言って! 温かいごはんが待ってる!! お兄ちゃん朝食の為なら、学校休んでもいいんだからね!!」
「学校に行く前に食べるの……」
兄は唐突に意味不明な発言を良くします。
「バカ……」
困った兄です、ひじょーに。美咲に対していきすぎた愛情を注ぐ兄の姿に脅えることもありますが、兄は兄なので一応大切にしています。燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミ、粗大ごみ、捨てられない
世界に一人の
『
人はそれを血の繋がった他人と称しますが、大切にはしています。
これで酷いと言われたら私は言い返したい。私の方が酷い状況だと。
「美咲ちゃんもついに高校生か……」
通学路を私と一緒に歩く兄は
「大きくなったね!」
にこやかな顔をしていました。
「あんまり変わってないけどね」
春の陽気にあてられているようです。こんな顔して登校するなんて珍しい、死んだ魚のような目をしているのに。それにいつも兄以外に玉藻おねいちゃんが居たから二人だけの通学というのも新鮮です。
「なんか緊張するな……」
そのせいか私も若干落ち着かない。
「制服も良く似合ってる!」
着ている服が変わったせいもあると思います。
「ありがとう、
新しい制服は一回洗ったけど、まだ
学校が変わるだけで大きく成長した気がします!
「美咲ちゃん、高校は変なやつが多いから何かあったらお兄ちゃんにいうんだよ。もし電話番号を聞かれても絶対教えちゃだめだからね!」
また突拍子もないことを兄が本気で言ってくる。
「なんで……?」
――友達と携帯番号を交換するなんて普通のことなのに……何がいけないのか?
「ストーカーだよ、きっとソイツは! お兄ちゃんが警察にすぐ殴りこみに行くから、ちゃんとお兄ちゃんに連絡してね!」
――電話番号聞かれたらストーカって……。
「
「お兄ちゃんをただのボッチと一緒にしないで!」
――やっぱり人付き合いが極端に少ないと弊害が多くなる。
「それにボッチじゃなくて一匹オオカミだから!」
――1匹狼……ロンリーウルフ……
――結局ロンリーぼっちなのでは?
「それにいるよ! 親友が一人!」
――胸を張って、一人って……少な。
「友達は多ければいいってもんじゃないからね!!」
「…………」
――かわいそうなやつ。
――それにしても高校で一年間過ごして友達が一人しかいないんだ……お兄ちゃん。玉藻ちゃんもいないのにどうして他人と話さなかったのだろう。
幼少期に色々あって兄は昔から一匹狼です。私にべったりで他のことには目もくれません。
――その友達って兄と同じで悪い人なのかな。まともな人だったらいいな。
――けど、
――いい未来が想像できずにイヤな予感しかしません。
「今日は美咲ちゃんの晴れ舞台だからお兄ちゃん気合を入れてくからね!」
「あ……ハイハイ……」
だって兄は私の交友関係を日々チェックしてくるサイ――異常な愛を感じる時もありますが、お兄ちゃんが心配でほっとけないので美咲も大変です。ほっとくと何をしでかすかわかりません、このダメ男は。
親族が犯罪者になるのはさすがに辛いです。
だから、私が
面倒を見なければいけない……。
「みさき~~~~!」
人生の重荷を再認識して疲れた私が教室につくと、座っている私に元気いっぱいな女子が飛びついてきた。赤髪のポニーテールが特徴。背たけも私と同じくらいですが、しかし性格は私と対称的です。
異世界で一緒だった、
「久々に会えてうれしいよ! 連絡くれないし、寂しかったよ!!」
「ちょっと……我が家を直すのに忙しくて……」
「それなら呼んでくれれば手伝いにいったのにっ!」
おとなしい私とは違って昴ちゃんは活発な性格。ふんすふんすと揺さぶる力で体に衝撃が走ります。というか、座ってる人間に飛び掛かってくるのはやめて欲しい。あと揺らすのやめて。
私は昴ちゃんの顔をグイっと
「昴ちゃん、暑苦しいので離れてください……」
両手で押しやる。
「あまり私に近づくと兄の結界が発動するやもしれません」
「美咲のお兄ちゃん見てみたい!」
――我が家の
私の気持ちとは裏腹に頬を押し込まれていた昴ちゃんが離れて上を見上る。何かを期待する眼差しを私は残念そうな目で眺める。何か勘違いしているのは明白。というか、ゴミ《アレ》を想像しろとは無理がある。
「美咲に似てきっとスゴイいい人なんだろうな~」
――本気でやめてください!! 似てるとかやめて!!
「ぜひ一度会ってみたい!! 天使のような男!」
――あれを天使というのは悪魔教徒ぐらいです。邪心の塊です。
――天使が可哀そう……そして、私も可哀そう。
両手の指を交互に組み合わせキラキラと期待のまなざしを見せていました。
そもそも私と兄を同列に扱うのをやめて欲しい。
「たぶん似てないよ……ぜんぜん」
「私の彼氏候補にしちゃおっかな♪」
「えっ……うん、そ」
「なにその冷たい反応!!」
あの兄が相手ならすぐに目が覚めるというのがわかっているのでほっときます。
「まぁ、いいと思うよ。うん」
「やった!」
それが例え友人であってもおいそれと渡しましょう。
私の未来の為に!
「美咲と姉妹になれるし、一石二鳥だよ!」
「期待してる」
――いいえ、一石二兆円ぐらいの勢いです!! 廃棄処分無償バンザーイ!
普通異世界帰りなら意中の人がいるのが当たり前なのですが、昴ちゃんに彼氏もいないのでいいことでしょう。悪意で願っているわけでもありません。
昴ちゃんとは長い時間一緒に過ごしている親友ですから。
昴ちゃんは私と去年一年間ファンシーなクエストの異世界へ行っていました。そこは建物を作ったり街を守ったり、もふもふしたモンスターの侵入を防いだり、建築や農作業をして街をつくるような不思議な世界でした。マインクラフトというゲームに少し似ているのかもしれません。
しかし、通例であれば男女なのですが、
兄の異常な願いが神に届いたのかも……。
男の子じゃなくてよかったです。
兄が犯罪者になりかねないので。
即刻殺しにかかるのは目に見えてます。異世界帰りであろうとあの兄が相手では即死です。どんな武器を持とうとレベルがカンストしていようとも倒せない魔王。
アイツは生まれついての異常者。
おそらく力がマカダミアにいる誰よりも強いのは目に見えてます。アイツに勝てる男などこの世に存在しない。
アイツは私の人生の死神……か。
悲しい気持ちでいると教室ではヒソヒソと『デットエンド』という謎の単語が聞こえていました。何か流行りのゲームのことなのかな~ぐらいにこの時は思っていました。
それが私に関わる単語なんだとは思いもしませんでした。
【一年生は入学式を行うので体育館に移動して下さい】
校内放送が流れ指示に従い、二列で整列して見慣れない学校の廊下を歩いていく。これから生活をしていく新しい景色に目を動かしながら体育館に移動すると、すでに多くの上級生が私達新入生を待ち構える様に集合して整列していました。
「いや~なんか強そうな人ばっか……さすがエリート学園!」
「いろんな人がいるね。あっちはロボさんっぽいし、あっ、ねこさん♪」
スーツ姿のかわいらしい四足歩行のネコさんに癒されていました。
「コスプレしてる猫がいるんだね」
とことこ四足歩行する姿が微笑ましいです。校名に『キャッツ』と入ってるぐらいなので学園のマスコットか何かでしょうか?
「それより美咲――なんか……変だ」
――何がへん?
猫さんに癒されている私の横で昴ちゃんが辺りをキョロキョロと訝し気に伺っていました。ただ目に緊張の色が見て取れる。めずらしくまともな雰囲気の昴ちゃん。先ほどまでの明かさるがない感じも言葉に重みがあります。
「どこが変なの?」
「なんというか……空気」
「空気?」
「感じない?」
「特になにも」
「………違うんだよ。これは平常じゃない」
「だから何が」
「上手く言えないけど……アレだよ。特有の空気の重さがアレなんだよ」
――ほんとにどうしたんだろう?
昴ちゃんは何かおかしいと呟きながら言葉を選んでいた。辺りを不安そうに眺めて警戒を強めている。これから何か始まるのかわからないけど、入学式だし。とりあえず、昴ちゃんが喋る言葉に私は耳を傾けていた。
そして、昴ちゃんが
「戦闘に入ったような空気の重さがあるんだけど……」
答えを口に出した。
気になるフレーズがあります。
「戦闘?」
「おかしいんだけどさ……」
「入学式なのに」
「試験も終わったのに……なんだろう。まだあるのかな」
「さすがにソレはないよ」
この時、もっと――いや、どちらにしろ手遅れでした。
異世界召喚時に昴ちゃんは主にバトル担当。
私が街の守り担当兼建築大臣、商業組合代表、ギルドマスター、法務大臣、農林水産大臣、金融機関最高責任者・監督及び王様を務めていたので、
――けど、昴ちゃんのいうこともありうるのかな。
異世界での相棒であるバトル担当がいう気配を信じてみようと思いました。
――気を付けよう。
昴ちゃんがバトルしかしていないのは、ほっといてください。
私が異世界で必死に考えに考え抜いた結果なのですから。
「ねぇ、美咲……それに」
辺りを見渡すと確かにそこには異様な空気が広がっていました。何かがおかしい。普通の入学式とは違う。この学校の校風が違うと言えばそれまでなのですが、何か重たい空気というモノをバトル担当ではない私も感じ取れた。
「先輩達みんな表情が暗くない?」
「なんか下向いてるね……」
「なんかよそよそしいというか……まるで魔王に支配されている村人みたいな」
「魔王って……ここはマカダミアだよ。討伐されちゃうでしょ」
「たしかにそうなんだけど……」
――あまり気にしてもしょうがない。あとで分かると思うし。
上級生たちはどこかやり切れない感じで下を
「それに先生もいるし大丈夫だよ。あまり気にしすぎてもしょうがないよ」
「そう……だよね」
「サプライズかもしれないよ」
「そうかな、うん。急にニコッとして新入生歓迎とかな!」
「ありうるのかもよ♪」
――クラス替えのショックが大きかっただけかもしれませんし。
私と昴ちゃんは空気に負けじと明るく捉え入学式の通路を進んでいく。広々とした体育館にいろんな格好の先輩がた。まずは何が起きるかよりイマを楽しもうと思います。
「どれが美咲のお兄さん?」
「う~んと……あれ……」
どこを見渡しても兄の姿が体育館にはありません。毎日見てるのですぐに見つけられると思っていたが右を見渡しても、左を見渡しても、それらしき姿が一向に見つかりません。
「いない?」
――いない……まさかサボってる。
――それか教室で寝ててボッチだから起こしてもらえないのか。
――どっちだろう? 困った……
ロンリーボッチのハブられボーイで酷いことになっているのかもしれないと悪寒が走る。あの兄ならありうるのがコワイ。誰とも接触せず教室でひとり惰眠を貪り、社会から置いてけぼりの不適合者。
――妹として兄を起こさなきゃ! もう、始業式がはじまっちゃう!
兄を起こすために体育館をあとにしようと入り口に向かうと、
――なにが……このうるさい地鳴りは?
地鳴りのような音が前から迫ってくる。
「どけ!! どけぇい!!」「な、なんだ……あれ!?」「デットエンド様のお通りでふ!」「テメェら、道を開けろ!!」「引き殺されてぇのか、アン!!」「汚物は消毒だぁあああああああ!」
入り口からみたこともない人間を乗せた
――なんだ、あの野党どもは!?
尋常ではないスピードで体育館に到着し私の行く手を阻みます。
「逆らうものには死を!!」「この学園の絶対君主様のお通りだぁあああ!」「ひれ伏せ、ひれ伏せ! 愚民ども!!」「頭が高いんじゃ!!」「殺されたいやつから前に出て来い!!」「ヒャッハー!」
――なんじゃあこりゃー!!
私たち一年は圧巻の光景にざわつきました。もはや、時は世紀末。
――戦闘が始まった!?
昴ちゃんの言葉が遅れて現実の事に。
――これはきっと……
私はバカだった。続々とトゲトゲ肩パッドにムチを持った人がいっぱいぞろぞろと入場してくるのを見ながらもバカだった。希望的観測はあくまで仮説の域を出ない。むしろ厄介極まりないものだと認識するべきだった。
――サプライズですよね?
僅かな希望だった。先ほどまでの暗い顔した上級生たちがこの野党どもを蹴散らして明るく新入生歓迎!とやってくれるのではないかと愚かな私は一瞬考えてしまった。
――じゃない……っっ。みんな、動かない!!
だが、誰も動きもしなかった。会場はより一層空気は重く誰もが下を向いていた。アレに逆らってはいけないという村人たちの姿そのもの。口を噤んで下を向いたまま、やりたい放題の野党を野に放っている。
――いったい、何が起きて……っ!?
呆気にとられるでもなく黙殺していたのである。
――なんなの!? アレは……
野党どもの数は増すばかり。そして、こちらに近づいてくる謎の神輿。
――なぜっ!?
その上に、そして神輿の上に私の淡い希望を打ち砕く人間の姿。
――私の
入学式で特大のサプライズが私に決まった瞬間。
――
目の前の異様な異常な光景に驚愕し動きを止める私のもとに、
「風邪をひかぬ、誰にもを媚びぬ、」
兄を乗せた神輿がゆっくりと近づいてきます。
「お
――ナニ言ってるか分からない!
「無能力ゆえに愛を忘れた男、
「……っっ」
――なんだよ……征服王って!
「でかくなったな……妹よ」
訳の分からないことを語り掛けてきます。驚きで何も返せません。正に言葉を失いました。驚きで口が魚の様にパクパクと空を切るばかり。目を見開いて罵倒の一つでもはいてやりたいのに驚く心に体が支配されて動けない!
「涼宮ァアアアアアアアアアアアアア!!」
怒号が体育館に響き渡り、兄の元へ片目に眼帯した先生が凄まじい勢いで走って来ました。なんか色々兄と言い合ってます。デカくなるどころか私はその場で小さい身をさらに小さくしてしゃがみこむ。
――
赤くなる顔を両手で覆い隠し存在を消す様にただうずくまる。
「大丈夫、美咲!!」
傷心の私の心に追撃が来ます。
「なんか……」
親友すばるちゃんの一連の騒動について、
「パンチ効いた頭オカシイ人がいる」
――はうっ!!
ささやく声がぐさっと刺さりました。
誰か私を殺して――
誰か、アイ、ウォント、
死にたいと私は願った。
私の心を死神が見えない鎌で八つ裂きに切り裂いた瞬間でした。その後の入学式中に体育館では騒ぎが収まらず、ところどころでデットエンドという謎の言葉が飛び交う。
デットエンドって……
なんだろう……
私の高校生活がデットエンドだよ……とほほ。
それが私の入学式の想い出。サクラサクではなく、サクラチル季節の出来事。
しかし、これだけで終わるわけがなかったことを後に私は知る。
≪つづく≫
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