[Day006][14]さーて、2曲目どんな曲?

【用例】

<<おぎゃあああ>> :息子の、むーさん。生後2ヶ月半。

『オイラです!』   :父親の、むーさい。生後だいぶ経つ。

「嫁です!」     :母親の、みーさん。生後だいぶ経つ。

 〜こんな展開!   :前記父が、前記母に対して語っている、物語。

 その他は、通常の描写とか、父母の会話とか。

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続いて、第14話だ。今日の2本目。



『よし、じゃあ13話ね。あれ違った! 14話だ(笑)』

のっけから間違える、むーさいことオイラ。


 〜からくも、地区予選である西武池袋「戦」に勝った、アタシ達「ムーズ」。

 〜でも、問題は残っている。そう。手持ち曲の、2曲目が無くなったんだ。

 〜地区予選祝勝会も兼ねたミーティングで、みんなで話し合った。


 〜『また、新しいのを仕込まないと。どうしようね?』

 〜地区予選に参加して気づいた事。周りのレベルが高い。自分たちは所詮ランキング100位程度だ。

 〜「この前みたいな、まぐれはないもんね」と、嫁のみーさん。


 〜『上の人達の動画を見てみよう。ヒントが得られるかもしれない』

 〜そう言ってYoutubeにアクセス。ランキングの上から視聴していく。

 〜ランキングぶっちぎりの第1位は、優勝候補筆頭と言われている、東京都港区の「ファミリーダンサーズ」


『名前がそのまま(笑)』と、むーさいことオイラ。

「(笑)」と、嫁のみーさん。


 〜『ちょっと識別力がない感じ。商標法で言うと3条1項3号で……』

「さわさわ。ヒゲが伸びてない」

『ちょっと! 仕事の話でヒゲさわるのやめて(笑)』


 〜『商品又は役務をそのまま表示する標章のみからなる……』

「さわさわ」

『だから、ヒゲ伸びてないって! 商標法3条1項3号を語っただけだよ!』


 〜ファミリーダンサーズは、正統派のエグザイル系のダンスユニットだ。


「ムキムキに鍛えてスポーティーなやつね(笑)」

『そう。ピョコピョコしている激しいダンス』


エグザイルはほんと凄いと思う。鍛えっぷりが。

東京千駄ヶ谷の50mプールとか、トレーニングジムにたまに行くけれど、実は出くわしてたりして。


 〜次。ランキング2位は、ヒップホップ系のグループ。


 〜3位は、アイドル系ファミリーユニット。

 〜フォーメーション展開を売りにしている、岐阜の(笑)

 〜ええーっと、GIF48?


『5人しかいないのに、48はマズイかなぁ?』

「AKBだって全然48人じゃないし、いいんじゃない? (笑)」

『なんか、もっとかわいい響きの名前にした方がいいかなぁ?』

「ひとのチームだから、いいじゃん(笑)」

『おっけ。GIF48でいいや。5人で48はカオス』


おそらく、1人あたり9.6人分は踊るんだろうな。


 〜その他、ランキング10位くらいまで、順番に動画を視聴してみた。

 〜大泉学園で出くわした、あのいやーなグループは、ランキング10位から8位に上がっている。

 〜「プライベートを出さない謎のファミリーユニット」として、視聴者の興味を引き、ジワジワとランキング上げているようだ。


 〜はっ! ここでオイラことむーさいは気がついた。

 〜ちょっと、大会のレギュレーションをチェックしてみよう。


「ヒゲ? さわさわ」

『レギュレーションぐらい、良いでしょ!』

どう思います? レギュレーションって単語、小難しいですか?


 〜幕張メッセでの本戦で披露するファミリーダンスは、規定とフリーの2曲。

 〜フリーは家族のオリジナル。規定は元ネタがあってもいいようだ。


 〜今からオリジナルダンスを作っても、付け焼き刃過ぎて、さっき視聴した上位ランカーに勝てるとは思えない。

 〜ならば、私達の家族感を出すのが良いだろう。

 〜つまり、私達家族みんなが、面白いと思うものを見つけて、それを何度も練習して「完成度を高める」。

 〜「そんなのあったっけ?」と、嫁のみーさん。

 〜『ええと……』と、むーさいことオイラ。


 〜煮詰まっている所に、お家のDVDレコーダーがふいーん! と音を出した。タイマー録画が始まったんだ。

 〜その音で、気づいたオイラ。


 〜はっ!

 〜リモコンに手を伸ばした。ボタンポチー! これ!


 〜「あー! それがあったか!」

 〜第14話、終了ー。



『それって、一体なんだろう? で引きー』

「きになるー。早く次!」と、嫁。


「引き」を作る練習になっている事に気づくオイラ。

嫁へのライブ朗読、なにげに、実力アップに役立つかも?

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