[Day004][09]油断すると、ろくなことがない
【用例】
<<おぎゃあああ>> :息子の、むーさん。生後2ヶ月半。
『オイラです!』 :父親の、むーさい。生後だいぶ経つ。
「嫁です!」 :母親の、みーさん。生後だいぶ経つ。
〜こんな展開! :前記父が、前記母に対して語っている、物語。
その他は、通常の描写とか、父母の会話とか。
----------------
無理難題の「赤ん坊に歌詞を作らせる」を、なんとかクリアーしたオイラ。
今日はなんとかなりそうだ!
第9話でやることも明確だし。ダンスの振り付けを作ればいいんだから。
『よし、じゃあ、第9話ねー』と、むーさいことオイラ。
難しいお題クリアで、少し油断してしまったのかもしれない。
自分から進んで話を続けようとする。
「あいよー!」と、嫁のみーさん。
息子のむーさんは、どうやらもう寝ているようだけど、今日のノルマをまずこなし、それからドラクエだ!
〜前回までの、あらすじっ!
「あ、それはいらないから(笑)」と、嫁のみーさん。
『へ?』
「今、3話ずつ観てるから」
『あ、そうね』
おっけー。じゃあ、ダンスの振りつけね。
〜曲と、歌詞が出来上がったので、ムーズの5人が集合して、話しあった。
〜どんなダンスにする?
〜あたし、苦手だし、と、嫁の妹さんが言う。
~踊りは、そうだなぁ。やっぱりオイラがやられ役だよね。
~ダンスバトルではなくて、バトルダンス(笑)
~いちおう、オイラ、男ですし。
「えー! じゃあ、むーさんは男じゃないの?」
『あっ、そうだった(笑) 女性にカテゴライズしちゃった』
~基本、やられ役はお父さんであるオイラ。
~女性陣と、息子のむーさんは、攻撃側で。
「むーさいに集中攻撃だね(笑)」
『イジメみたいになるよ(笑)』
ダンスについては、まあ、深堀りはしないでおこう。
いいの思いつかないし。
オイラが知ってるダンスって、
エグザイルとスマップと、ひとりでできるもん、位のものだし。
あ、TOZAWAさんの動画見たくなった。
うちの乳児のむーさんが、TOZAWAさんみたいなアニメーションしてたらさすがにキモイ(笑)
~今日はここまで。
「はーい、じゃあ、次回の予告!」
『了解』
~ついに、曲、歌詞、振り付けの全部が揃った、あたしたちムーズ!
~よーし! いよいよ本戦! がんばるぞー!
~次回をお楽しみにっ!
「えっ? 本戦?」
『えっ?』
「地方予選はどうなったの?」
『あっ……』
しまった。完全にすっ飛ばした。
路線毎のローカル戦をやる、って設定にしたんだっけ。
『あ、あのー、そのへんは、重要な部分だから、後で回想シーンででてくるよ』
「絶対だね!? 本戦やってから回想でローカル戦ね?」
ぬほう。
すげぇ謎のハードルを、設けてしまったようだ……。
ほんと、明日どうすべえ……。
まあ、しょうがない。
隣の部屋で、ドラクエするべよ。
息子のむーさんは、握ってたガーゼを、ベビーベッドの下にぽーい! ってしてた。
正直、タオル投入で試合終了にして欲しい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます