[Day003][04]おかなんと、猫
【用例】
<<おぎゃあああ>> :息子の、むーさん。生後2ヶ月半。
『オイラです!』 :父親の、むーさい。生後だいぶ経つ。
「嫁です!」 :母親の、みーさん。生後だいぶ経つ。
〜こんな展開! :前記父が、前記母に対して語っている、物語。
その他は、通常の描写とか、父母の会話とか。
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今日も今日とて、我が息子、むーさんの寝かしつけ。
ほぼいつも通りに、むーさんが泣き止み、目がトロンとなった頃に、お風呂あがりの嫁、みーさんが部屋に入ってきた。
「さて、今日も続きをきかせろきかせろー!」
微妙にテンションが高い、嫁のみーさん。
『はいよー。ちょっとメール送信してからね』
とスマホをいじるオイラ。
メールのフリック入力にもたついたんだろうな。嫁がよってきて、オイラのアゴを触る。
『あっ! むーさいになってる!』
と、嫁はちょっと、<おこ>な口調になる。
そう。嫁は無精ヒゲが嫌いなんだ。
オイラは面倒だから、2日か3日に一回しか、ヒゲを剃らない。
ヒゲが伸びると、オイラは「むーさい」と呼ばれ出す。むさいからだ。
大抵は、朝にヒゲを、気が向いた時に剃るんだけど、そうすると「むーさい」から「つるさい」へと呼び名が変わり、嫁の機嫌が良くなるのだ。
そうとわかっていても、毎日ヒゲを剃るとか、めんどい。
そんな時間があるなら、他に使いたい、という本音があったりなかったり。
「じゃあ、昨日の続きね!」と、嫁の号砲がなる。
『ええとね……』と、むーさいことオイラ。
1日のインターバルで、何か準備をするのが、通常じゃないですか?
でも、そこまでするのも、っていうか、他のやりたい事もたくさんあって。
なので、今日も完全アドリブで、3話お届けする……ことはできるかな?
〜3人になって再スタートしたムーズ!
〜曲も踊りも決まっている。3人で、フォーメーションのバランスも良い。
〜練習を開始した僕ら。
さて次に何をさせればいいかなあ。
練習の苦労とか? それぞれのイベントとか?
うおー、全然即興で思いつかないよ!
いいや! また人増やしちまえ!(笑)
〜そこに、ピーンポーン! とチャイムの音が。
「誰か来たの? おかなん?」
『先読みしないでよー』
〜そう、やってきたのはおかなんだった。
ちなみに、嫁のみーさんは、嫁のお母様のことを「おかなん」と呼ぶ。
〜むーさんを見に来たよーと、おかなんがやってきた。
〜おみやげの、食べ物ももってきてくれた。 ありがとう!
「ありがとう!」と嫁。作中の話な?
〜僕らは、おかなんに、ファミリーアイドルを始めたことを伝えた。
〜おかなんは、なにそれ! 入る入る! と乗り気だ。
「えー! 乗り気なんだ!」と嫁。
『だって、おかなん、感覚若いじゃん?』とオイラ。
嫁のお母様は、ほんとに感覚がうちらに近い。
面白かったテレビ番組なんかを、紹介してくれたりするんだけど、それがまあ、ハズレ無しなんだよね。
〜おかなんは、孫のむーさんを見る機会も増える! と、快く承諾。あっという間に、ムーズは4人になった。
〜でも、問題は、活動時間。
〜おかなんの家には、猫が4匹いる。猫にご飯をやるために、長時間の練習とかはできない、とのこと。
そう。猫はかわいい。家族の一員だし。そうなるのがリアルだよね。
しかし、この条件、アイドル活動にはちょっと厳しいぞ?
「あっという間に増えたね−」と、嫁のみーさん。
『結成当初の倍だからね』と、むーさんことオイラ。
父親と赤ん坊だけでは、流石に回せないんだよね。
人が増えれば、出来ることが増える。
いろんな漫画とかアニメで、キャラがどんどん増える理由を、なんとな〜く実感した。
妹さんが見てる感じで (あとで5人にする) 猫の処理どうするかな。
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