第4話;つかの間の再会

旅行2日目。既に南は疲れ気味だ。初めてのフライト、初めての海外、そして初めての迷子…。

 それでも、残った旅程は楽しいものにしたい。消化不良な博史との別れが頭に残るが、皆と過す時間は大切だ。



 希望通りに残りの時間は楽しく過ごせた。迷子になる事もなく美味しい食事をし、沢山の買い物もし、そして多くの記念写真を撮った。

 最終宿泊日には現地のツアーデスクを利用して、日帰りの旅行に出掛けた。海を越えた向こう側の島で、大自然を楽しむのだ。

 ツアー出発地には中型船が準備されており、他のツアー参加者達と共にクルーズを楽しんだ。雛は相変わらず香を連れ回し、船内を探索した。

 南は、2階のベンチから海の遠くを眺めていた。


「雛は、相変わらず元気だね。」


 美緒も隣でゆっくりとした時間を過ごし、体力の底を知らない雛と、それに振り回されている香を眺めていた。


「ねぇ、これからどうするの?」

「島に着いたら、早速食事だって。砂浜でバーベキューが待ってる。」

「本当!?やった!何か私達、色んな体験しているね?美緒のお陰だよ。ありがと。」

「私も嬉しい。ちょっとお金掛かっちゃったけど、後悔しない旅でしょ?」

「……。」


 何度も海外旅行に出掛けた美緒だが、全て家族との旅であった。旅行が好きな父親と、彼よりも旅行が大好きな母親の下に生まれた美緒は毎年のように海外に出ていたのだが、そんな美緒も物足りないと思っていた事がある。

 それは、友人だけとの旅行だ。2つ下の妹がいるが、友達のような感覚にはなれない。両親が一緒だと、無茶は望まないものの自由や気楽さがなかった。

 若い内に仲間だけと旅行をする事は、大切な思い出になる。生涯残る絆も繋げられる。美緒はそう考えている。いつかお互いがお婆ちゃんになっても、この頃を思い出して語り合える友達が欲しかった。

 だから美緒は、誰よりも南を旅に誘った。


 就職が決まらない南は気が引けたのだが、美緒の強引な押しに負けて旅に参加した。両親も喜んで旅行に送ってくれたが、旅費を出させてしまった事を申し訳ないと思った。

 だが、無理をしてでも旅に出た事を正解だった。

 それでも南は、美緒の言葉に黙り込んだ。


「…ひょっとして、博史って人の事?」


 様子を察した美緒は、理由も分かっていた。


「…うん。」


 南が、小さい声で返事をする。


「何か…あれだけ助けてくれた人なのに、私、キチンとお礼も言えないまま…ひょっとしたら怒らせたんじゃないかな?…って。」

「大丈夫だよ。その人も、怒ってないと思う。きっと何かの理由で、挨拶も出来ずに帰っちゃったのよ。安心して。」

「でも、ずっと一緒にいてくれた人だよ?急な用事があったとは思えない。」

「もう…。仕方ないでしょ?帰っちゃったのは帰っちゃったんだし。それよりも、もっと楽しも?ねっ?」


 旅の間、何処に行っても辺りをきょろきょろと見渡し、時折ぼうっとして何か考える表情を南が見せていた。

 美緒も何故、博史が何の挨拶もせずに帰ってしまったのか気になった。海外で迷子になった経験はないが、もしそうなったら不安で仕方がなく、助けてくれた人には、止まない感謝をしたい気持ちは充分に理解出来た。


「到着よ!お腹空いた~!ほらっ!元気出してこ?」

「…うん!」


 島に到着し、皆が船を下りる準備をし始めた。


「ヒナ、香、行くよー!」


 少し遠くに見える雛と香を呼び、元気を取り戻した南の手を握って席を立った。


「きゃ~、素敵!香~、写真撮って~!」


 荷物を香に持たせているのに、写真を撮れと雛が騒ぐ。


「ちょっと、ヒナ!自分の荷物ぐらい、いい加減自分で持ってよ!」

「え~、良いじゃない?香が持っててよ!」


 香が珍しく怒ったが、それを聞く雛でもない。香も文句を言いながら、カバンからカメラを取り出していた。



 準備されたテーブルにつき、各人、食事を楽しんだ。

 テーブルにはバーベキューが準備されていたが、スープ料理も準備されていた。

 それは、少し匂いがきついスープだった。


「あっ!私、これ知ってる!?滅茶苦茶美味しいのよ!」

「えっ、どうして知ってるの?何処かで食べた事あるの?」

「うん。最初の日の晩に、博史さんからご馳走になったの。」

「へ~、そうなんだ。…でもこれ、匂いが凄い…。」

「食べてみて!美味しいから!」


 南は出されたスープを見て、いや、その匂いを嗅いで料理の正体を知った。

 他の3人が、味を確認する。


「あっ、本当だ!美味しい~!」

「でしょ!?」


 3人の味見を見た後、南もスープを飲んでみた。


「……。」

「?どうしたの、南?」

「うん…。美味しいんだけど、ちょっと違う…。」

「違うって、どう言う事?不味いって事?美味しいけど?」

「うん…美味しくない訳じゃないけど…何か、ちょっと物足りない。」

「そうなんだ?でも、美味しいから良いじゃん。食べよ食べよ!」


 バーベキューが焼ける間、南は数日前の事を思い出していた。博史が言っていた、『旅立った者だけへの特権』である。


「ねぇ、皆。このスープって、初めて食べるよね?」

「うん、こんなに美味しいスープ、食べた事ない。」


 南は確認した。

 誰も、このスープを食べた事がない。やはり自分の国では見かけないのかも知れない。


 そして南は、もう1つの言葉を思い出していた。このスープは、はまると本当に病みつきになってしまう。以前ほどの美味しさではないが、それでもこの匂いと味に感動を抑えられなかった。


「お肉焼けたよ。食べよ!」

「私、これ頂き~!」


 美緒の言葉を聞くや否や、雛は目をつけていた串を一番乗りで掴んだ。


「う~ん…。何か、イマイチ…。」


 肉を頬張った彼女が不満を漏らす。他の皆も、雛の意見に異議を唱えなかった。


 人は、食べ慣れた料理に対しては比較や評価が上手に出来る。バーベキューは何処の国でも食べられているので、3人は肉やタレの美味しさを判断出来た。

 だから南が物足りないと思ったスープに対しては、美味しいと感じたのだ。味の比較が出来なかったのである。

 両方の料理に対して評価を出来たのは、唯一南だけだった。彼女はスープを物足りないと思ったが、3人がバーベキューを食べて美味しくないと評価したのを聞いて、自分の味覚に自身を持った。

 やはり博史と一緒に食べた食堂は、この料理を世界一美味しく提供する店だったのだ。


「ねぇ。今日の晩、このスープのお店行ってみない?これよりも美味しいよ。」

「本当!?良いねぇ。このスープなら、1日2回食べても大丈夫だね。」


 美緒もスープの味に魅了されていた。しかし南は、これよりもっと美味しい料理を知っている。それが何となく自慢げに思えた。



 食事を終えた4人は、島で楽しい時間を過した。教室3つ分ほどしかない小さな動物園で見た事もない鳥や爬虫類を見学し、密林の中に入ってトレッキングを楽しんだ。

 ツアー旅行だったので忙しなく日程が消火されて行ったが、それでも4人は満足だった。



 島での時間を過した4人は、日が暮れる前にホテルに戻っていた。

 土産を含めた荷物の整理と帰国の準備をしながら、旅行の思い出話に花を咲かせた。


 シャワーも浴び、少しお洒落をした4人は、この旅行最後の夕食を食べに行く事にした。旅行前から美緒が決めていた店があったのだが、今日食べたスープの味に感動を覚えた彼女達はスケジュールを変更し、南が勧める食堂へ向う事にした。

 南は期待していた。あの鍋料理をもう1度食べられる事も嬉しかったが、ひょっとしてそこに博史が訪れているのではないか?と思いもした。

 南は、うろ覚えだった道を辿りながら3人を案内し、目的の食堂まで来た。


「ここ!ここが一番美味しいお店!」

「……。」


 南のテンションは上がっていたが、他の皆は戸惑っていた。観光客が訪れそうにもない、現地の雰囲気が漂う店構えが気になったのだ。お洒落もしていたので、店に入る事を躊躇した。


「え~!何か、やだ…。ちょっと怖いよ…。」


 最初に不満を漏らしたのは雛だ。


「うん…確かに…。ここ、英語も通じないんじゃない?」


 香も、その意見に賛成する。美緒は口にしないが、南の味方にはなれなかった。


「え~!大丈夫だって。怖くないよ。入ろうよ。」


 それでも南は入店を勧めたが、やっぱり3人は乗り気にならない。


「南。やっぱり、行こうとしてた店に行かない?」


 そう言い出したのは美緒だった。雛が怖がっていたので、店の変更を提案した。

 美緒に言われてしまうと、南もこれ以上渋る事が出来なかった。


「……。美味しいのに…。」



 行こうとしてた店は、ホテル近所の大通りにあった。お洒落な建物の中にあり、インテリアに拘った雰囲気が良い、少し高めのレストランだ。メニューはイタリアンで、それは南達の国でも普通に食べられている。


(わざわざここまで来て…。)


 旅行前は楽しみにしていた南だが、今は乗り気になれない。鍋料理を食べたいと言う気持ちも強いのだが、それを抜きにしても今晩のメニューは頂けなかった。


 4人はワインを注文し、少し大人の雰囲気を味わう事にした。

 雛はこの歳にして酒豪で、1人でワインを楽しんだ。美緒は、雛ほど飲めないもののワインに興味があり、テイスティングに必死だった。香と南は、初めて飲むワインに口を苦くした。

 いよいよ料理が目の前に並べられ、皆のテンションは上がった。


(……美味しくない。)

 

 南は食事会を楽しんだのだが、出された料理は堪能出来なかった。これも、先ほどの食堂が気になっていたからではなく、普通に考えて美味しくないと感じた。

 雛と香は、美味しいと言う言葉を連発していた。美緒の反応は薄かったが、それでも笑顔を浮かべて料理を楽しんだ。

 それを見た南は、きっと3人は店の雰囲気に呑まれていると感じた。インテリアは立派なもので、それだけでも美味しい食事が出て来ると思わせる。



 すっかりお腹がいっぱいになった4人はホテルに戻り、屋上にあるバーで夜景を楽しむ事にした。バーでは室内と屋外に席が準備されており、4人は迷いもせずに屋外のテーブルに案内してもらった。

 この国では夜風も生温く、少しは慣れた4人も、まだ異国の雰囲気を感じた。


 酒が苦手な南と香はソフトドリンクを注文し、まだ飲み足りない雛と、それに付き合う事にした美緒はもう1度ワインを注文した。


 軽く明日の日程を話した後、乾杯を交わした4人は旅行の感想を述べ合った。

 最初は戸惑い、南は迷子事件まで起こしてしまったが、勇気を出して海外まで足を運んだ事は大きな経験になり、一生の思い出にもなった事だろう。友情は更に深まり、共に過した貴重な時間が何よりの、自分達へのお土産になるのだ。



 最終日は忙しなかった。昨日は遅くまで楽しんだ4人は、遅い時間に起きた。朝食も取らずにシャワーを浴び、荷物の整理とチェックアウトの時間に追われた。


 チェックアウトを無事に済ませると大きな荷物はフロントに預け、帰りの時間までの数時間を近辺で過す事にした。

 懲りずに、昼食を例の食堂で食べようと南が誘う。皆は仕方なく足を運んだが、残念ながらそこは夕方から深夜までの営業で、どうやら昼は休んでいる様子だ。

 結局、昼はどの国にでもありそうなファーストフードで済ます事にした。


 やがて時間も過ぎ、4人は名残惜しさを感じながらも空港へ向う事になった。

 空港までは、ホテルの送迎バスが利用出来た。美緒は、最初からこのバスを利用しておけば良かったと後悔した。南は、シャトルバスを使っていたら、モールからホテルに戻って来られたかどうか分からないと思った。



 搭乗手続きは慣れなかった。来た時とは違い、言葉が通じないのだ。

 どうにかそれを済ませた4人は、搭乗口付近の免税店で最後の追い込みを掛けた。旅行上手な美緒は既に現地のショッピングセンターなどで買い物を済ませていたのだが、父親に酒とタバコを買い、他の3人は色々な買い物をした。

 雛と香は何処の国にでも見られる、ナッツ入りのチョコレートを購入した。味は万国共通で、パッケージだけが国ごとに違う例の土産だ。恐らくこれだけは、これから先も不変的に続くのだろう。


「……。」


 全ての買い物を終えた南は、そこで不安に駆られ始めた。未だに博史の事が、頭から離れなかったのだ。何処に住んでいるのかも、連絡先すらも知らない彼には、むしろ国に帰った方が会えない気がした。

 彼も、この空港を利用しているだろう。ここが、博史と会える最後のチャンスの場となる気がした。


「…!!」


 暫く辺りを見渡していた南は、遠くに見える人影に見覚えがあると感じた。


(博史さんだ!)


 博史は背丈も横幅も大きく、目立つ体型をしている。都合が良過ぎる程のタイミングではあるが、南の願望や妄想ではなく、確かに向こうに博史の姿が確認出来た。


「南~!ご免、ちょっとお金貸してくれない?」


 買い物が終わらない雛が、お金の催促をしてきた。

 南は戸惑い、雛と、遠くに見える人影に目を行ったり来たりさせた。


「えっ、ちょっと待って…あ…。」

「待てないよ~!レジで香を待たせてるの!後ろにも、いっぱい人が並んでいるの!早く~!お願い!」


 直ぐにでも彼の下へ走って行きたいが、雛がそれを許してくれない。南は仕方なくカバンの中から財布を取り出した。

 そして向こうの方に目をやったのだが、既に人影は見えなくなっていた。南は焦り、荷物も置いたまま走り出した。

 すると、後ろで美緒が呼び止める声が聞こえた。


「南!荷物置いて、何処行くの!?」

「ご免!美緒。荷物、ちょっと見張ってて!」


 南は走りながら後ろを振り向き、驚いた顔をする美緒にそう伝え、体勢を取り直して走り出した。


(あれは…きっと博史さんだ!)


 南は、確信を持ってその人影を追った。


 博史を見かけた場所に到着したが、しかし彼は見当たらない。南はもう1度周辺を見渡した。

 すると、先ほどよりも近い距離にある搭乗口で、彼を見つけ出す事が出来た。間違いなく博史だった。

 彼は、南が乗る場所とは別の搭乗口へと向っていた。


「待って~!」


 博史を見つけたと同時に、美緒が後を追って来た事に気付いた。


「荷物は?」

「香にお願いした。どうしたの?急に走り出して。」

「あっちの方で、博史さんを見かけたの。」

「ええっ!?」


 美緒は、そんな偶然はあり得ないと考えた。利用する搭乗口とは違う方向に向った人が、博史だとは思えない。


「きっと見間違いだよ。」

「そんな事ない。あれは、絶対博史さんだった。私、ちょっと見てくる!」


 南はそう言うと、また走り出した。


「あっ、待って~!」


 ここでまた迷子になられては困ると、美緒も必死で南を追いかけた。

 確かに、利用する航空会社が違えば、同じ国に帰るとしても搭乗口が大きく離れてしまう。また、彼が自分達と同じ空港に戻るとは限らない。国に帰る前に、何処かの国に寄るのかも知れない。そう考えると、南が見た人は本当に博史かも知れないとも思えた。


「あっ、博史さん!」


 後ろを追って来た美緒は、立ち止まって誰かを呼ぶ南を見た。

 美緒は歩いて近寄りながら、向こうに見える人影を探した。そこで、南が話していたような体格と、確かにパッとしない顔の男性がこっちを振り向いた姿を確認した。


 博史が振り向いてくれた事を確認した南は、走る事なくゆっくりと彼に近づいた。


「え…?…!待って、南…!」


 博史に近づく南の背中を見ていた美緒の目に、1つ気になるものが映った。


「あっ、ご免!僕、急いでいるから!」


 博史は、焦ったように大きな声で南に声を掛け、そそくさと搭乗口へと向った。


「えっ!?待って下さい!私、お礼もキチンと言えないままで…!」


 南は、急いで登場口に向かう博史を見て焦った。

 それと同時に美緒は、彼の下へと走ろうとする南の腕を掴んだ。


「えっ、美緒、何するの!?」

「南!ちょっと待って…。」


 掴まれた腕を必死になって離そうとしている内に、博史は搭乗口の向こうへと走り出した。


「えっ、博史さん?待って下さい!せめて連絡先でも…。私、家に戻ったら連絡します!」


 動けない南は、遠くで背中を向けて見えなくなる博史に叫んだ。

 だが博史は振り向く事もなく、そのまま姿が見えなくなった。


「嘘!?あり得ない!美緒、何で離してくれないのよ!?博史さん、行ってしまったじゃない!」

「……。」


 南は怒ったが、美緒は南の顔も見ず、ただただ先ほど目に映った何かを見つめていた。


(やっぱり博史さん、あの時の事怒っているのかな…?)


 博史も博史で愛想が悪い。南はそう思った。いくら急いでいるからとは言え、博史は手を振ってくれる事もなく、搭乗口に向かって行ったのだ。


 …博史には、南とはもうこれ以上話せない、会う事も出来ない理由があった。それを知っていた博史は別れの挨拶もせずに搭乗口へ、逃げるように走り去ったのだ。


「南…。もう、博史さんには会えないわ…。」

「何言ってんのよ!美緒が離してくれなかったからでしょ!?」

「違うの…。それは違うの…。彼は……」


 南は、腕を掴まなければ連絡先を聞く事が出来たと思っていた。だから美緒の言葉に腹を立てた。

 やっと南の顔を見た美緒は、彼女に何かを伝えた。美緒は勿論、南にとっても衝撃的な事実だった。


「あの人は…ウエスト・Jの人だよ…。」

「えっ!?」


 美緒はそう言いながら、博史が向かった登場口の掲示板を指差した。

 南は驚き、美緒が指差す方向に目を向けた。


「…嘘……。」


 掲示板に書かれた行き先を見て、南は声を失った。



 …ウエスト・Jは、長く続いた内戦の末、とある国から独立した国だ。

 分裂した2つの国は未だ冷戦状態にあり、国交もない時代が40年以上も続いていた。


 分裂したもう1つの国の名はイースト・J…。そこは、南が帰るべき国だった。

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