第15話/バベルの塔

社畜くん「言語ってめんどくさいわー。韓国語なんて翻訳できんわぼけがー。グーグル先生のエキサイト翻訳がエキサイトし過ぎだ」


仕事ちゃん「まあ日本語も大概めちゃくちゃな言語だと思うよ。オノマトペとかさ」


社畜くん「てか、文化の違いがあって当然なんだよねー人類が存続しやすいように高度な知能を持った複数の人種言語思想が必要であって、弱いものは淘汰される……バベルの塔が立つ世界は神の怒りをくらい滅びる定めさ」


仕事ちゃん「神ね……あんなくだらない男の何がいいのかしら」


社畜くん「え」


仕事ちゃん「ふふっなんでもなーい」


社畜くん「君は天使か悪魔、どっちなんだい?」


仕事ちゃん「私は天使でも悪魔でもないわ」


仕事ちゃん「私は仕事。君の味方だよ」


社畜くん「史上最高で最低の味方だなぁ……」


――Fin――


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る