第14話/仕事GO

社畜くん「世間ではポケモンGOが配信されたね」


仕事ちゃん「そうだね」


社畜くん「新しいシステム、新しいプレイスタイル、新しい価値観、新しい体験……素晴らしい。世界はまだまだ改変と未知の娯楽があるんだね」


仕事ちゃん「でも君にあるのは仕事だけどね」


社畜くん「何言ってるのさ、金ならある。ポケットWi-Fiで回線強化。追加バッテリーも追加すれば……ぼくもポケモントレーナーだ!」


仕事ちゃん「でも君は地下でプログラム組むだけだよね。滅多に外でないよね」


仕事ちゃん「外回りとかもしないし、クーラーの聞いた暗所でこの夏を過ごすんだよ?」


仕事ちゃん「それに上司にポケモンGOしてたら怒られるよ?」


社畜くん「……」


社畜くん「……あっはあっはあはは」


社畜くん「そんなもんだよなぁ……そんなもんなんだよなぁ……」


仕事ちゃん「ほら、モンスターボール投げなくても、仕事ゲットだぜ!」


社畜くん「いやぁあああだああああああああ!!!」


――Fin――


社畜くん「そうだ! 仕事ちゃん! その服の中に入ってる大きなモンスターボールをキャッチさせてくれ!! そうすれば少しは仕事がはかどる!!!!!!」


仕事ちゃん「その場合、君の股に付いてる二つのモンスターボール粉砕するけどいいいかな?」


社畜くん「トレード(交換条件)が厳し過ぎる!」

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