第9話/なぜ湖の女神は『×××』だったのか
仕事ちゃん「あーお仕事お仕事」
仕事ちゃん「社畜くんってばvGjg5745685号の私を捕まえてこの湖に落とす気なんだわ! ひどい! でも仕事の速さはベリーグッド」
仕事ちゃん「まーでも、世の中甘くないって教えないとね」
仕事ちゃん「えい」
――どぼん、ごぼぼぼぼぼぼ
――湖面が光り輝きだした。
湖の女神「貴女が落としたのはこのイケメンですか? それともこちらの優男でっすか?」
仕事ちゃん「人手が足りない。全部よこせ」
湖の女神「……貴女は強欲ですね、そういう人には」
仕事ちゃん「うるさい黙れ」
仕事ちゃん「三度目は言わない。人手が足りないんだ……全てよこせ」
湖の女神「わ、わかりました、この二人と『死人の詰まった麻袋』を渡しましょう!」
仕事ちゃん「私は言ったはずなんだけどなぁ……」
湖の女神「ひぃっ!?」
仕事ちゃん「全て」
仕事ちゃん「よこせ」
――麻袋の中身が動き、腕が突き出る。白蛇のように細く長い腕は湖の女神の首を掴んだ。
――神、神話、童話の類にも干渉する四次元汚染。
――仕事ちゃんと名乗るそれは、邪神すらも凌駕する混沌と狂気の権化。
――そのことを誰も理解していない。
湖の女神「ぐ、ぐえっ……」
湖の女神の「あひっ」
湖の女神の仕「あは、あははは」
湖の女神の仕事ちゃん「あははははははははははははははは!」
仕事ちゃん「よし、それじゃあ仕事しよっか」
グラマラスでセクシーな仕事ちゃん(元イケメン)
天衣無縫で幼女な仕事ちゃん(元優男)
湖の女神の仕事ちゃん「ええ、仕事を始めましょう」
――fin――
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