第8話/そうだ、仕事ちゃんを湖に沈めればいいんだ
社畜くん「そうと思ったら即行動だよね」
仕事ちゃん「もぼー!」
社畜くん「悪いけど、ボクは社畜なんでね……こうと思った行動は誰よりも早い。それが社畜……それ故に社畜」
仕事ちゃん「めはー!」
社畜くん「さ、湖まで車椅子で運んだし、あとは落とすだけ」
仕事ちゃん「ほえへー!」
社畜くん「やめてー? ははは、君がいるから仕事は無くならないんだ。つまり君がいなくなれば仕事は……無くなる」
仕事ちゃん「……ははひへほうはは?」(果たしてそうかな?)
社畜くん「殺ってみなければわからないね、さよなら、永遠の恋人さん」
――どぼん
社畜くんはは仕事ちゃんを突き落とした。
社畜くん「……浮き上がってくるなよ?」
突如、湖面が輝きだす!
社畜くん「な、なんだ!?」
湖の女神「私は湖の女神。貴方が落としたのは……このグラマラスでセクシーな仕事ちゃん?」
グラマラスでセクシーな社畜ちゃん「仕事を早く終わらせて、私と楽しいことしましょ?」
社畜くん「いいえ、何も落としてません」
湖の女神「それでは、こちらの天衣無縫で幼女な仕事ちゃん?」
天衣無縫で幼女な仕事ちゃん「ねーおにいちゃん、お仕事おわったらアタシとあそぼ?」
社畜くん「いいえ、何も落としてない! 何も、何一つとして……ちくしょう、畜生!!! オチが見える! どうやったってオチが見えるよ混ん畜生!!!!!!!!!」
湖の女神「正直な貴方には、普通の仕事ちゃんとグラマラスでセクシーなな仕事ちゃんと天衣無縫で幼女な仕事ちゃんをあげましょう」
天衣無縫で幼女な仕事ちゃん「おにいちゃん、仕事しよ!」
グラマラスでセクシーな仕事ちゃん「ねぇ……仕事しましょう?」
仕事ちゃん「君なら、我欲に負けず全ての仕事を引き受けてくれるって信じてた」
仕事ちゃん「社畜くん……仕事しよっ!」
社畜くん「いらねえぇえええええええええええええええええええええええええええええええよっ!」
社畜くん「まった、クーリングオフが効くはずだ! 湖の女神! 返品するぞ!」
湖の女神「ふっふっふ……」べりべり
湖の女神の仕事ちゃん「それじゃ、正式な書類手続きが必要だから仕事しよっか?」
社畜くん「うわぁぁぁああああああああああ!!!!」
――fin――
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます