真実の罪








実「僕は最初から渚がいつ死ぬのかわかってた!!!!

7月18日が命日なのをわかってた!!!!

でも僕は敢えて言わなかった!!!!

言えなかった!!!!

勇気がないから言えなかったんだ!!!!

渚が知ったら悲しむのをわかってたんだ!!!!

でも、言わなかった!!!!

それでも、君は僕と仲良くしてくれた!!!!

相談に乗った!!!!

笑いあった!!!!

必要な時に胸を貸しあった!!!!

君との時間を過ごすたび、言いたくなかった!!!!

関係が崩れることを恐れていた!!!!

臆病なんだよ!!!!」


全てを叫んだあと、僕は、黙った。

渚は顔を伏せていた。

それでも、


渚「教えてくれて、ありがとう!!!」


え?



実「僕の事恨まないの?」


渚「恨んでも意味ないし。

恨む必要もないし。」


実「でも!!!

僕は最初から全部知ってたんだよ!!!!

それでも」


渚「私!自分の運命を知ってても、実のことは恨まないし、寧ろ、仲良くなってたよ。

真実を教えてくれてありがとう!!

私、本当に実と出会ってよかったと思う!」


実「渚......」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る