家族の罪


キーンコーンカーンコーン


渚「きりーつ、れーい、さよーならー」


生徒「さよーならー」


ガヤガヤガヤガヤガヤ


一日はあっという間に終わるもので、

もう学校は終わったらしい。

一日って早すぎだなと改めて思った。

そう考えてたら、海斗さんがこっちに向かってきて近くの机を叩いた。


海斗「誰だよお前!??この不審者!!!???」


実「やっぱ海斗さん見えてたーーー!!!!ですよねーーー!!!」


海斗「兎に角お前を警察に通報する。」


実「いややめて!!!!!正真正銘の天使だから!!!!」


海斗「..................ぷっくくくくく」


なぜか笑い出した海斗さん。

そんなに通報することが面白いの?

どんな趣味してるの!?←人のこと言えないよね


海斗「あはははは!!!聞いた通りだ!本当に天使なんだな!最初教室に入ってた時マジでビビったぜ。」


実「え?海斗さんも悪魔が見えるんですか?」


海斗「悪魔?いや、そんなのいるのか?」


悪魔が見えない、というか、悪魔の存在を知らないの方があってるかな?

その代わり、天使は見慣れてる感じ?

そういうのもいるか。


海斗「あ、そうだ。渚ならそろそろ家に帰ると思うから一緒に行ってくれないか?最近、一人で帰ることが多くて俺はまだ仕事があるから、一緒に帰れないんだわ。」


実「なんだかんだ言って仲いいんですね、お二人とも♪」


海斗「そうか?」


へへへって笑った海斗さん。

家族っていいな

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