愛される罪

キーンコーンカーンコーン


ガラガラガラ


先生「よーし!いつも通り、ホームルームを始めるぞ!!」


生徒「はーい!!!」




ガラガラガラ

ズサーーーーーー!!!!!!!!!!!!!



渚「さーせん!!!!!!遅れました!!!!!!!1」


先生「そりゃ見ればわかるわ、馬鹿野郎。」


ゴツン!


渚「いてぇわ!生徒に何してんだよこのクソ兄貴!!」


渚兄「先生と呼べこのクソ妹!!!」


生徒「あはははははははははははは!!!」


兄貴!!!??

渚に兄さんいたの!!??

そしてみんな笑う!?


渚兄「兎に角席に座れ。」


渚「へいへい。」


あ、渚のお兄さん僕の事じっと見つめてるんですけど!!!


渚兄「...............?」


何もなかったかのようにホームルームを続けた。

見えてるのかな?


女子「渚~。ドンマイ!」


男子「マジでなww。」


渚「笑い事じゃないんだけど。」


男子「いいじゃん♪」


女子「あはは♪」


渚兄「こら、そこ!黙らんか!!」


そして、渚の耳元で、


実「渚お兄さんいたんだね?」


渚「うん。海斗だよ。このクラスの担任。」


実「仲よさそうだね~♪」


渚「さっきのを見てどこが仲良く見えたのか聞きたいわ。」


実「ちょっと、ね?」


この子にまだ生きてほしいな~

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