明かす罪


実「............落ち着いた?」


渚「うん!ありがとう!」


すっかり元気になった渚。


渚「実はね、私のお父さん、元はね、とっても病弱だったの。

二年前に、急に亡くなっちゃってね。

あれから、お父さんの兄、光おじさんが母さんを人殺しだって言ってお金を取ってくるの。」


僕はただ単に、聞いてた、静かに、真剣に話を聞いた。

言葉一つ一つが記憶に焼き付くくらい真剣に。


渚「ごめんね、こんな暗い話。」


実「別に気にしてないよ。寧ろ話してくれてありがとう!」


渚「あ、あと、」


実「ん?どうしたの?」


なんかおどおどしてた様子だからもっと気になってしまった。

なんなんだろう?


渚「その、私のお父さん!竹崎雪は天国にいるの?」


って聞かれた。

竹崎雪

竹崎雪

たけざきゆき

たけざきゆき

ゆき

ゆき

ユキ

ユキ!!!



実「いるよ!!!ユキくん!!!!!僕の親友のユキくん!!!!」


渚「え!天使になったの!?」


実「うん!とても元気だよ!!!いつも話してた娘って渚だったんだね!いつも自慢げに話してたよ!」


渚「お父さんが.........ヒック......ありがとう.........実!」


また泣き出した渚。

ユキくん、君の自慢の娘、渚ちゃんはいった通り元気にしてるよ。

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