酒って?

「それじゃあ・・・カンパーイ!」

カンパーイ!


今日はトマルのメンバーで居酒屋に来ている。もちろん一杯目はビールだ。


「コウ、お前もビール好きか?」

うん、嫌いじゃないよ。

「やっぱりか!うめーよな。」

シュウもやっぱり好きなんだ。


シュウはコウと同じトマルのルームメイトである。紳士的なコウとは違い、いわゆるチャラ男である。


「やっぱ大学生と言えば酒だよな。」

お前は酒よりもちゃんと講義に出ろ。

「そう固いこと言うなって。ほら、ケンも飲めよ。」

・・・ありがと。


なぜ大学生はこんなにも酒を飲みたがるのだろうか。謎である。


「みんなお酒を飲んで大人になった気分を味わいたいんだよ。」

だからお前は人の心を読むな。

「お酒って不思議だよね。他の飲み物とはどこか違う感じがする。」

当たり前だろ。アルコール入ってんだから。

「それはそうなんだけど・・・。」


酒。身近に溢れていて、それでいて子供の時には触れることすら出来ない飲み物。確かに興味を惹かれる。


「これからみんなでお酒について調べてみようよ。」

確かに美味しいカクテルとかあったら飲みたいもんな。

「そうそう。よし、そうと決まればこれから当番制で調べよう。」

そこまで本格的にやるのかよ・・・。


こうしてトマルメンバーによる酒調査が開始されることとなった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

かたぎはら @katagihara

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ