幼児編

語録1

「ややっ!」「いややっ!」


意味

 嫌だ、そんな嫌じゃないけど嫌だ、いいけど嫌って言っておく、いいよ!全然いいよ!


説明

 多分皆さんが1番聞く言葉ではないでしょうか?幼児にはなにを聞いても「嫌」しか言わない時期もあります。これは子供の成長で、しょうがない事でもあります。しかし使われる方としてはたまらないのも事実です。

 上の意味でも書いてありますが全く別の意味で使われる場合もある厄介な語録です。しかし大丈夫です。顔を見れば分かります。顔を見ながらどっちの意味かゆっくり判断しましょう。


語録2

「もっかいして、もっかい」


意味

もう一回して!いや、何回でもして!僕が飽きるまでして!


説明

 これは大人としては地獄の語録となり得ます。言葉の意味通りに一回で終わった試しなどありません。この言葉を聞いたら素直に諦めましょう。こちらの体力が尽きるのが先か、幼児が飽きるのが先か勝負です。


語録3

「あーめんしたい」


意味

 ラーメンが食べたい


説明

 ぱっと聞くと宗教か何かに興味でもあるのかなと思ってしまいがちな語録です。冷静に考えれば幼児と宗教が結びつく筈ないのですが、もしかしてと思わせる所が怖い言葉です。また幼児には文字の使い間違いなどは頻繁に起こることなので応用効く言葉とも言えます。


語録4

「こりぇ、たべゆ?」


意味

 このお菓子1個あげるから僕はこっちのお菓子2個たべていいよね?


説明

 ここからは文法になります。明らかに単語2つからなる文章ですが、幼児の語録となると長い文に変換されると云う良い例文です。この言葉の興味深い所は相手にお菓子を勧めておきながら実は裏には自分がお菓子を貰うという打算が含まれている所です。更にお菓子が2個というのもポイントでしょう。この語録を真に受けてしまい、お菓子貰って「○○ちゃんいいこだねー。ありがとねー。」なんて事ばかり言っていて最終的には泣かれてしまった人を私は大勢知っています。


語録5


「シャー!ハッ!シャー!ハッ!」


意味

 嫌だ、しらない、あっちいって、シャー!ハッ!


解説

 もう言葉ですらありません。擬音の類です。皆さんついてきてますか?これは子供が体験した事から発生した語録です。ある日Kちゃんは小さく、可愛い野良猫に会いました。まだ小さく産まれて数日でしょうか。彼はその可愛さにやられ、しきりに「めこしゃん、めこしゃん」と言ってちょっかいをかけてました。しかし相手も子猫ながら野性味溢れる野良。そう簡単に媚びる訳もなくキバを剥き出しシャー!ハッ!をしてきました。Kちゃんはショックの余り固まってしまいました。その経験からこの言葉がKちゃんの中で最上級の否定になった事は想像に難しくありません。

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