わぁ、私、依存症だ!

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□毎日でも、○○をしていたい。

□もう、やめようと思うのだが、やめられない。

□財布が空になるまでやり続けてしまう。

□家族に隠れてやってしまう。

□仕事や家事など、しなければならないことをそっちのけでやってしまう。


二つ以上あてはまる場合は依存症と思って間違いない。

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 だそうです。


 財布が空にって程ではなくとも、圧迫してるのは確かだし、家族の全員に大っぴらにも出来てない、隠したいと思ってるのも入るだろうし、しなければならない事を優先しないことが多いってのもありますからね。多い、まで行ったら当てはまるにチェック入れなきゃでしょう。

 どうしよう、五個ぜんぶ当てはまるんですけど。ソシャゲ。まぁ、そろそろ足洗うかとも思っていたので、気付いたことなどを書き付けてみます。


 そもそも私はADHDのケがあって、根っこから依存を引き起こしやすい気質です。一つの事に没頭してしまい、他をまったく省みなかったりする人間ですから。職人とか研究者のタイプで、放っておくと寝ると食うも忘れます。なので、普通の人より依存に嵌まりやすいんじゃないかと思います。


 依存のタイプを幾つかに分けてみます。


 うん、まず思い浮かぶのは『推し依存』。嫁のために何十万注ぎ込むとか、アイドルに青春捧げちゃうとかのタイプ。

 次が『俺TUEEE』。自キャラ強くする為なら金も時間も惜しまない。他ジャンルでも、ランキングに載るためになりふり構わずやっちゃうタイプとか。

 もう一つ、『コレクター』。これ、私です。出て来る限りはコンプしたい人。スクラッチとか全部開けたいんですよ、ええ。衝動を抑えるのが大変です。


 キャラ依存、TOP依存、コレクト依存、の3つじゃないかなぁと思います。

 もっと短略すると、人に依存、地位に依存、物に依存、ね。


 ざっくりと分けた感じですが、三者の中で一番厄介なのはキャラ依存でしょうかね。対象をもはや物質扱いも出来ませんので、確実にコレクト依存よりも厄介かと思ったんですが。

 いや、ちょっと待って。


 本人の人付き合いのタイプにもよるのかな。


 広く浅く、現実でもわりとスパスパ友人知人を切ってしまう付き合い方をする人なら、ゲームの推しキャラでも切るとなったらスパッと切れるでしょうからね。

 それで言うと、コレクトタイプも執着の強さに左右されそうです。私も、リアルでは物を溜め込むだけ溜めても、ある時期に来ると急に執着が消えてどうでもよくなって、ダンボールごと棄てる感じですから。依存対象も同じパターンでサクッと突然切り捨ててますね。


 依存という状態は、自身のコントロールを離れた状態を指すのでしょうか。断舎利依存などを考えると、自身のコントロール感覚自体が狂うケースもありそうです。

 なんにもない部屋をすっきりしてると感じるわけでしょう? 他人から見たら異常な部屋なのに。

 この他人というのも、平均値という事になってくるので、すごく曖昧ではありますけども。『他者集団における平均的感性と自身の感性に大きな隔たりが出ている状態』というのがベースにあり、そこに『対象に向けての異常なレベルの執着』が合わさっている、というのが、ざっくりながら無難な定義という気がします。


 この、他者集団の認識もけっこう恣意的に捻じ曲げて観てしまえるので、実際の対象範囲を狭めた中で比較して、自分は正常だ、としてしまう働きもあるでしょうね。井の中の蛙ってのは、自分が蛙である事も、世界と思ってるものが井戸に過ぎないことも理解しないので。


 ポリティカル・コレクトネスだとか、まなざし村案件だとか、あるいはラノベを巡る世間の認識うんぬんってトコとか。他者集団をどこまでに指定するか、その範囲でまったく逆の認識が生まれるわけでして。

 奴隷制や人種差別政策が本当に間違いであるかどうかってのは、解からんからね。どこでどう歴史に連動して、未来でどう波及してってのが、不明であるから、終わってみんことにはね。「だが、拒否する!」と言ってるだけの事で、そこに正当性が必要なのか?という話ですわな。児ポ法の是非なんてのも、「理屈などない、嫌なんだ!」の応酬だわな。枝葉をぜんぶ毟り取ると。どうも片方が蛙だと、「私の意見は正しい!」と盲目になってゴリ推してくるから縺れるけど。


 話がズレた。依存ですよ、依存。


 私は現状、二つの依存的症状を抱えています。一つは「買い物途中で喫茶店行きたい病」で、もう一つは「ソシャゲ」です。これ、二つとも逃避なんです。もうね、喫茶店が大好きで大好きで困るのです。


 喫茶店は、反抗から来てますね、たぶんね。ダメと言われると余計にやる。根本原因は別にあり、そちらが解決困難な為に代替としてのストレス発散で反抗的態度に出ているわけです。原因はだいたい想像が付くんで、対処に行きたいと思います。いかにかして、この依存の状態から抜け出ねばなりません。根本的解決にはならないんで、無駄行為そのものですからして。


 幸い、私は「熱病タイプ」ですんで、放っておいても時期が来れば冷めます。しかし、出来れば自身でコントロールして、これを自在にやりたいもんです。冷める前にダメって言われるとムキになって継続する事もありますし。子供です、ええ。


 私はものすごく反抗心が強いタイプでして、決して人に従いません。理屈が合ってても従わないケースまであって、御しがたいわけです。性質ですんで、諦めてもらうしかないです。占いなんかでもこれはよく指摘されまして、なるほど占いってのは当たるなぁとか、統計学というだけあって当たるなぁとか、他にも沢山居るのかこんなロクデナシが、とか思ってますが。プラチナなんだそうですよ、奥さん。何者にも変質させられない、だとか。かっちょいいねー。


 そういうわけで、ものすごく依怙地で頑固で偏屈なわけですが、それでもじわじわ来られると依存にはなっちゃうわけですよ、怖いですね、依存。


 これ、以前に何か別のものに依存していたのを、喫茶店に移し変えた経緯があったりします。もう何だったのかさえ忘れてますが、なんか金がものすごく掛かるから、どうしても即座に止めたいと思って、喫茶店通いにすり替えたんですよ。

 ソシャゲでも思っていたより金が掛かるなと思い始めてまして、それより何より時間を食うようになったんで、そろそろすり替えを行おうかと思っています。ちょうど熱意も下がってきましたんで。


 惰性に移行したらチャンスです。そこで別の何かに切り替えてしまいます。今のイベントはさほど魅力的とは思えない、なのでいきなり原稿書きに集中して、ソシャゲを開くのをまず止めました。ソシャゲを開く前にカクヨムかピクシブを開けてしまえば、もうソシャゲを開けなくても事足ります。

 こうして、後は徐々に過去の思い出だけを振り返り、「落ち着いたら再開するぞ!」と、自身の心を誤魔化します。今は、原稿書きが優先、と決めてしまえばいいわけですね、窓を開かない限り有効。すり替え成功、です。


 依存で遣ってしまった金銭というものは、ので、それを逆に利用してしまうわけです。金を掛けていた事実は価値の外です。

 そして、辞める=棄てるではない。休むだけ。収集した物を棄てるわけでもないので、休止は簡単です、コレクトにとっては。


 さて、それで言うと人への依存、地位への依存は、物への依存より厄介そうです。物は「減らさなくていいからまず増やすのを止めよう」が効きますが、人や地位は追っかけを継続しないと移ろうという危機感があると思いますので。


 複合型になってますます拗らせてしまっているというタイプも居るでしょう。追い続けなければという強迫観念がセット化されると、休止が難しい。休止が出来ないと、いきなり廃棄と向き合わねばならず、辛さは倍増ですから。


 これが、生きた人間とは違う場合はもう少し楽に対処出来ます。思い出を大事に、この先を追うことだけ止める、という選択が可能です。カードなどは、いずれ中古を入手しようという具合に妥協することで、現在の時間を割くことを停止させられます。二次元は基本、、なので。これも、地位への依存が付くと強固となり難しくなりますが。


 いずれ、例えば老人になる頃には嫌でも廃棄しなければならないわけなので、計算が出来たなら継続は不可能である事はすぐ解かるわけです。いずれ終わりが来ることは解かっていても、依存というものはなかなか停止出来ない。廃棄などとても無理。いずれ終わると解かっている事でストレスとなり、さらに拗らせるわけですね。


 ところが、この依存対象が周囲に何ら悪影響を及ぼさないとなると、依存とは呼ばれなくなります。作家が心血注いじゃったりしても、依存とは言われないんですよね。やってる事は同じなんですけどもね。


 周囲の者がどう捉えるかで、依存であるかどうかを決められてしまうわけでして、それはまた周囲の者にとって迷惑であるかどうかが基準になってます。本人はあんま関係ないんですね。


 依存を言ってくる人は、「お前のそれは私にとって有害だ、」と言ってるだけです。しかし、家族などのごく近しい人間関係がギクシャクするというのはやっぱり由々しき問題ですんで、その依存対象が本当にはどのくらい大事かというのは、感情抜きで一度考えるべきなんでしょうねぇ。


 そもそも家族って、「誰か一人だけが快適に過ごせて周りがそれに合わせてやる状態」が平穏の基準だとされているんで、元から歪んでるんですけどもね。



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