　ムスメと昨日見た夢の話をしていたら、気色悪い！と言われてしまいまして……。

　皆同じようなものだろうと思っていたのですが、もしかして少数派ですかね？

　私は、夢の中では俯瞰した感じのカメラワーク視点と言える状態で、無感情にその夢を眺めています。役者たちが演技している現場をクレーンか何かで吊られたカメラで撮影している、そのカメラが夢の中の私です。

　今朝見た夢は、悲惨な親子のドラマがテレビに映っている、そのテレビの置かれた部屋を定点カメラで撮影しているような視点でした。もちろん無感情です。

　時々パンして室内がちょびっとだけ映るんだけど、多くはテレビにズームしていて、テレビに映る悲惨なドラマを淡々と撮影しています。

　これを話したところ、ムスメに「きっしょ！」と言われてしまいまして……。

　いや、別にね、普通に自分が夢の中で動き回っているケースだってあるんですよ、半々くらいでカメラになってる事があるってだけで。

　ある日の夢ですが、夢の中で私はディズニーランドへ向かっていたんですね。その時の私の視点はちゃんと夢の中の人物です。私は徒歩と乗り物を駆使して目的地へ向かっていくんですが、これがどういうわけか、乗り物を使うとディズニーランドから遠ざかっていくんですよ。

　なんとか歩いてランドが近付いてきたなと思い、ちょうど現れた市電に飛び乗ると、線路はぐーんとカーブを描いてランドから離れていく……という具合。

　深層心理の表れだとも言いますから、この夢の意味はなんとなく想像がつくのです。これは、小説を書き続けていれば良いのに途中でもっと楽な娯楽へ飛びついてしまって目的地から遠ざかっている、という暗示だろうと思うのです。

　ソシャゲをなにげなしに始めてしまって抜け出せなくなってもがいている、その心理が夢に表出したものだと思うんです。止めたいのに止められないから。

　そして、カメラになってしまう夢。これは、おそらく私の本質だろうと思うのですね、私は何事も俯瞰してカメラの視点で無感動に眺めているのかも知れません。感情が入って事象を見誤るのが怖いとも取れそうです。

　あるいは、テレビやネットで得る情報が９割である現代人特有の視点なのかなとも思うのです。なにせ映画やニュース番組やらの、テレビ画面がインターフェイスと言っても過言じゃないくらいテレビが情報源だったわけですし、実生活から何か得るなんて少ないですからね。

　他の人はどうなんだろうかと、なかなか興味深いなと思っています。

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