女の子

 女の子が好きだ。


 大丈夫、私は女である。


 女の子は可愛い。


 大丈夫、私は旦那もいる。


 それは、主に二次元の話。特にぷにぷにとした小さな女の子は素晴らしいと思います。

 ツンデレ、ヤンデレ、ドジっ子、ダウナー系、ロリ、女神、けも耳、幼馴染、委員長、クール、姉妹、個性あふれるキャラクターたち。

 女の子たちは皆可愛くて、柔らかそうだ。


 自分の体を自分で触った時、何だか思ったような感触とは違うように思う。私はよくほっぺたが柔らかいと言われるが、自分で触っても手の感覚より、触られている頬の感触を脳が優先してしまい、全然柔らかさを感じない。


 漫画やアニメで見かける、お風呂や更衣室での女の子同士のスキンシップは、現実には起こり得るのだろうか。少なくとも私は一度も体験したことがない。

 私は自他共に認める貧乳だ。先ほどの通り、自分で自分を触っても感触はいまいちな上に、ふくらみにも欠ける。

 もしお触りイベントがあるならば、私も後ろから巨乳ちゃんの乳を揉みしだいてやりたいのだ。


 なんだか話がおかしくなったように思えるが、私は正常なので安心してほしい。

 何を言いたいかというと、私は世間の童貞君たちと同じように、あの柔らかそうな感触に憧れているのだ。

 野郎はいつでも触れるし、第一触っても何の面白みもない。

 柔らかさだけでなく、女の子には不思議がいっぱいだ。

 漫画に出てくる女の子は、いつムダ毛の処理をしているのかとか。トイレはどうしてるのかとか。

 二次元の女の子にはそんな生々しい単語は似合わない。だから美しい。

 そう、私は美しいものだけを見ていたいのだ。


 柔らかさだけを考えるならば、触れもしない二次元よりも現実の女の子に触るほうが、私にとっては容易いだろう。

 まあ実際に娘とは一緒にお風呂に入るし、乳は揉まないにしろ、ハグすることだって珍しくない。

 しかし、世のオタクたちが言うように、二次元と三次元の女の子を一緒にしてほしくはない。

 美人だと思う人もたくさんいるが、私にとってのリアルな女は大半が敵なのだ。

 基本は減点方式で、アラばかりを探してしまう。いつでも言葉の裏をとらえてしまい、信用がおけない。それが現実の女たちだ。

 それには明確な理由があるのだが、それは次回触れようと思う。

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