第5話 留学を脇においた

まず、留学をリストの2番目に下げたのは、

アートのほうが「やらなきゃ死ぬ前後悔する具合」が高かったから。

それに、調べたら日本の学校でデザインを勉強する程度の学費の貯金が貯まっていた。


というのは事実。


でも、大学を卒業する時の自分に卒業後あらためて思ってたことなのだけど、

あの時もっと勢いよく翔んでいたら!!と思う。

つまり、なんも恐れずに海外にドパー!っと飛んでいたら、ということ。

「いや、私の言語は日本語だから、まずは日本国内で最高峰を目指す」ってことで実行したけど、それって、要は、


ヒヨってたってことっすね!!


と思う自分もいる。

あとは、崇拝してた恩師の教えをそのまま遂行してしまったというか。


まあぁいいや。とにかく私は自分で思ってる以上に海外に「なんの目的もなく」「ただなんとなく」行くのがすごくこわかった。だからできなかった。

そういう部分もあるってこと。


だけどもう一度言うけど、アートやデザインに第一に着手したいと思ったのはウソじゃないよ。

それは本当にプライオリティが高かったんだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る