第26話 嫁のノスタルジータイム
先日またノスタルジータイムに見事捕まってしまいました。
解説しよう。
【嫁ちゃん、ノスタルジータイム】、というのは、嫁ちゃんが過去好きだったものに思いを果てしなく馳せるというとんでも時間枠である。
これに捕まると寝る間も惜しんで過去情報を掘りまくるという、酷い症状になります。
新しい情報も転がってることも多く、すごく悪化することもあります。
おまけに稼働しているSNS上も酷い有様になります。(そういうこともありますので、あけぼし名義でこの案件について呟いてはおりません)もう、それ関連のことしか呟かなくなるという恐ろしいことに。
ある種、見苦しい嫁ちゃんが全面に押し出されます。
自分でも見苦しすぎる、と傍観者になれたとき、ようやくブログに書き起こします。
……。
……。
ただの迷惑行為じゃないかーい!!(*`皿´*)ノ
すいません。
反省はします。しています。でもまたやっちゃうと思います。
そのときは生温かい気持ちでスルーしてやってくださいませ、ね?
さて、今回のノスタルジータイム。
とある書店店員さんの閉店云々の昔語りがきっかけでした。(カクヨムさんにそのお話が掲載されおります)
あー、うちの地元の書店、閉店してから何年経ったかな、というところが発端です。(地元書店の話はまた別のときにでもしましょう)
漫画も小説も、音楽雑誌も全て地元書店を抜きには語れないくらい、密接な関係だったので、このお話を読んでぶわぁぁぁぁと思いもよらぬところまで想いが広がってしまいました。
そして、ふっと1996年という文字を思い出し、やばくない!? あれから20年じゃない? て思ってしまったのがいけなかった。(書店の閉店年とは全く関係なく、嫁ちゃんが好きなバンドについて想いを馳せてしまったんです)
今回も例に漏れず、新しい音源に出会っちゃったから困りものです。
ヘッドホン替えたのもあったり、PC音の設定を少しいじくったのもあり、今まで聞こえてた音とまた違った音が聞こえている気がして新鮮で……深みにはまりまくりです。ずぶずぶずぶ~と。
それに、ようやくメンバーが動いている映像を見ても変な拒否反応が出なくなっていて長時間見れちゃったんですよね。
以前は色んな想いが去来しちゃって、特に一番長いライブ映像は続けて見ることができませんでした。
音だけ聞いて、動いてる画面は隠しておく、というのでごまかしてみたり。
でも今回は違かった。
苦しくなかった。
むしろクスッと笑って見れることができたのです。
すごいですね。
年月の流れって。
ようやくストンと胸に落ちるものがありました。
こうなるまで何年かかったのでしょう。
もう、大丈夫じゃない? て思えたのが十年くらい。でもやっぱりどこか拭えなくて。
完全に大丈夫かな、と今回のように思えたのは……かれこれ二十年近く。
凄まじい年月だ……。
それまでの紆余曲折。
長かった。
……。
ゴホゴホ。
失礼。
デビューから20年。
初めて好きになったバンドで、全身全霊かけてもいいと思った存在で。
大切で、大切すぎて、どうしようもなくって。
空中分解したとき、全てを焼き捨ててしまおうと思ったけれど、やっぱり思いは特別で。
切り抜きや雑誌は今でも保管しています。いまだ実家にありますけどね。
死ぬときはそれらと一緒に焼いてもらいたいな、って思っています。遺言に書いておかなきゃ!!
ま、なんだかんだ今はほっこり笑みながら観たり聴いたりすることができて幸せだなって思うのです。
あの頃には決して戻れないけれど、本当幸せです。
音楽が好きでよかったって心の底から思えたし、いまも思えるから。
私より絶対に彼らの方が年上で、何事もお互いなければどうやっても彼らの方が寿命が先で。この先のことを考えてしまうと落ち込んでしまうときもあるけれど。
これからも大切な思い出を大事にしながら、そっと彼らの行く先を見つめていきたいと思います。
いつも心に――。
―― au revoir ――
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