第257話 吾輩の憶測推理クラブ(。-`ω-)
吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。
「旦那、お目覚めですか?」
「なかなか・・・興味深いな」
「えっ?」
「これをもとに考えてみよう」
「?」
吾輩はあるものを見つける。
横浜駅を書いた人の創作論。・・・以前、みつけたと書いた気もするのだけれど・・・どこに書いたか見つからん。
本題は、そこではない。彼の近況だ。
創作論を読んでないで小説を書け!!
内容は、自分の目で確認してくれ。完全転載してもいいのだけれど・・・許可とれとか言われるとめんどうなので。
彼はなぜこんなことを書いたのか?
とても興味深い。ここからは、吾輩の憶測推理である。
なぜ、こんなものに星をつけたといわんばかりの内容だ。納得とレビュー書くのはおかしいぞと!!お前らだから、ダメなんだと!!
言わんとしていることはわかる。
必勝法?そんなもの、あるわけがない。彼もいくつかの条件に当てはまりうまくいっただけだ。彼の作品がどんなに素晴らしかろうと、それは変わらない。
吾輩は常々書いてきたと思う。時代がと。タイミングが重要でもあるんだ。
吾輩も創作論のあれは読んだ。
内容としてこう考えて、こうやったらうまくいったと書いてある。
書いてあるけども!!
誰もが彼と同じことをすれば成功するわけではない。
書いてるものが違えば、読む人種も異なるかもしれない。おまけに彼は何年もツイッターで培ったんだ。それを一朝一夕に真似るなどできるわけがない。
そして、彼は勝者だ。
彼が言うように、勝者が語ることに・・・正解を求めるのは・・・愚策だと思う。
理由はあとづけだと思うから。成功した要因分析をしたものに過ぎない。
それが正解かもわからない。
もしかしたら、彼の肩書も目に留まりやすかったのかもしれない。
いろんな条件があるんだ。あの文字数で全てを書いてるわけがない。
それを賞賛した人達に・・・なんだろう?あれは?
二通り考えられる。
照れ隠し?
皮肉?
吾輩的には後者だと・・・思ってしまってる。
ここが一番、吾輩的には興味深い。すごい興味深い。
人間観察的な・・・部分だから・・・あまり・・・いいものではないのかもしれないけど。これは、たぶん性分だ。性格が・・・悪いのかもしれない・・・吾輩。けど、すまん。これは肥やしになる。
『なぜ、その人はそうしたのか?と動機を考えることは、物語を書く上で重要だと思ってるから』
だから、憶測を開始する。
◇彼はなぜ皮肉めいたことを書いたのか?
こういう時、吾輩は相手の立場になって考える。
彼は、今忙しいだろう。漫画および小説、作品の宣伝など。本業および副業をこなしているのだから。
彼は、今精神的不安があるのではなかろうか?
いくつか理由はある。
大々的に宣伝をされている。カクヨム内では一位の宣伝量だ。
それが――売れなかったときが怖い。ほかの作品に負けるのも怖いのかもしれない。
さらに、彼は敵が多い。
これは、かわいそうなところでもある。
一回目のコンテストで彼は・・・予想外に敵を作ってしまったのかもしれない。見えない敵だ。しかも、おもしろ半分の連中も混じるだろう。
彼の失敗を望んでいるような節の輩がいる。
カクヨムにいて、それを願うのは・・・吾輩アホだと思うんだが・・・。だって、成功したほうが人が集まるだろう。そうすれば、自分が読まれる機会も増える。そのほうがいいに決まってる。
しかし――現状はそうではない。
理屈ではない。運営に対する不満すら、彼の作品に向いてるのかもしれない。なぜなら、彼が一番宣伝されているから。そして、売れなかったときに――勝ち誇るのは目に見えてる。何もしてないけど、彼らは勝った気になるだろう。
それを彼はわかっているのかもしれない。だからこそ、失敗が怖い。
意外と追い詰められている状況なのかもしれない。
そうすると彼の行動に辻褄があう。
そもそも、創作論・・・なぜ上げたのだろう? そして、それが読まれているのに、なぜ彼は皮肉めいたことを書いてしまうのだろう。
元の性質もあるかもしれない。けど、一番は不安から来ているものなのかも。
文句を言うやつらと同じに見えてるかもしれない。何も言わずに、作家志望なら書いとけよ!!という思いがあるのかもしれない。
正直に書くと・・・情緒不安定だ。何を求めて書いたのか・・・わからん。だって、カクヨム内はレビューで作品を貶すことはないのだから。褒めるしかないのだ。それをわかったうえで、彼はトラップみたいなものを上げて、皮肉を書いた。彼にとって何にもプラスにはならない・・・ような気がする。
それでも、彼はやってしまった。支離滅裂なことを。
ただ、馬鹿にしたかったわけではないと思う。何か――あったのだろう。たまっている不安が攻撃性に向いてしまったのかもしれない。
これらすべては憶測だ。それっぽく見えても、本人が語らなければ虚言である。だから、これは吾輩の妄想。彼という人物を吾輩は何も知らない。
単なるお遊び文章なので・・・ないと思うが・・・説得力ありとか、納得とか、真実としては受け取らないでほしい。別に彼の人格とかを書きたいわけではないんだ。
芸の肥やしとして、考えてみたかった。という幼稚な動機である。
「旦那・・・意外と考えましたね」
「ふぅ~、ちょい疲れたぜ・・・」
吾輩は眠りにつく。
《つづく?》
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