第215話 吾輩・・・いっぱいあってな・・・

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「・・・なにこのイベント地獄・・・」

「大変ですね・・」

「まじで・・・ぶっとんでやがる・・・神の脚本は過激だな・・・」

「・・・」


吾輩は考える。

生きてると色々起こる。


それは多分想像の範疇を超え、色々。

ある意味人生とはぶっとんでるのかもしれない。


神の脚本執筆能力に脱帽だ。

そして、貴様・・・。まぁ、いい。これ以上は書かん。


楽しんでピエロを演じてやろう。櫻井の気持ちがよく分かった。

変えてやるよ。世界を。



吾輩は考える。

いっぱい人がおるが・・・。

あれだ・・・。

あんまり他人と自分を比べすぎるのは良くない。

いいじゃない。自分は自分で。


自分をバカにしてはいけない。自分だけは自分の味方だ。

最強の味方。


自分を信じろ。きっとそれだけで世界は変わる。



吾輩は考える。

人の幸せってなんだろう?


多分、結婚して子供作って、孫が出来てとか。

それが一般的な幸せとして語られることはある。

まぁ、幸せなのかもしれない。


ただ、そうしなければ幸せになれないわけじゃない。

ひとりで生きてる人間が必ずしも不幸せなわけじゃない。

間違いでもない。それは幸せなのかもしれないし。


だから、幸せの範囲を自分から狭めないでくれ、

人が作った幸せの像に自分をはめ込むことに必死にならないでくれ。


そんなもんに命を使うのは馬鹿げている。


自分にあった自分の幸せのかたちを探して欲しい。

それを見つけることに命を使ってくれ。


うんだけなんだ。



吾輩は考える。

ある町で公務員が横領をした。

町長は罪を憎んで人憎まずということで処分を与えなかった。全額返金はされた。


これに世間があれている。

おかしいだろうって・・・。


わかる。470万だからとか、金額の問題ではないのかもしれない。

けど・・・。


吾輩的には町長の采配でいいと思う。

多分、反省はしているだろう。二度目はない。


町長が責任をとってないという輩もいる。

なんだよ・・・監督責任って・・・。まぁ、けど今非難を浴びているのは町長だ。

ならいいじゃないか。先頭に立って、部下を守ってる。


吾輩は十分責任を果たしていると思う。

むしろ、問題はこれを見て、これぐらいの罪で済むならやろうかなと考えてるやつである。そいつが問題だ。


ダメなことだってわかってんだろう。


その職員は退職したみたいだし・・・。


今回の件で何か裁きがないと不服というのは、よくわからん。

いいじゃん。終わったんだ、その問題は。



吾輩は考える。

味方というものについて。

物語でも必ず登場するだろう、味方。

そいつは、正しいことには賛同してくれるやつであるべきだ。

間違ったことをしたら止めるやつであるべきだ。

それが本当の味方だろう。


そして、敵などいない。

味方になれる可能性をもったやつばかりだ。この世界は。


だから、一人ではない。

見方は自分だけじゃないってことだ。


先程の書いたやつの補足を書いておく。勘違いしないように。

ひとりぼっちってことじゃないんだからねーー!!


「旦那・・・ぼっちじゃないですか」

「・・・今はな・・・・」



吾輩は眠りにつく。


≪つづく?≫

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