第192話 吾輩はちょいと感想の練習をする

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「・・・残滓が」

「・・・」

「・・・ふぅ~」

「・・・覚えたての言葉を使いたかっただけですね・・・」

「ばれた♪」


吾輩は最近読みが復活しつつある。

読めるようになってきたぞ♪

どうも、波があるようである。読者も書く方も。

まぁ、何がきっかけで切り替わるのか・・・知らんが。


とりあえず、読みつつ・・・。

思っているのは・・・。

感想が陳腐である・・・。

ちょいとこの場で練習をしようと思う。

若干ネタバレも含むので・・・見たくない人は即バックしてください。



さて、まず・・・。

何を書こう・・・。題名を伏せればいいのか・・・。

そうすればネタバレでは・・・。

いや・・・どうせ見つかるかもしれない。

うむ・・・・。


『魔法使い(プログラマ)のお仕事』


漫画コンテストで読んだ奴から。

最終候補作品である。


この作品の一番の魅力は、お仕事をファンタジーに書き換えたところである。

すごい、プログラマーあるあるだと思われる。


コードって、おそらく大変なのよ・・・。

書き方を統一したりとか・・・。

きたない書き方するとね・・・あとの人が困るとか。

作り直すか・・・解読するか・・・。

無駄な文が挿入されていたりとか・・・。

イミフなコメントが書いてあったりとか・・・。

使い道が良くわからない・・・魔法の言葉。謎のコマンドとかね・・・。

そいつがいなくなると動かくなるっていう・・・。

けど、何故かわからない・・・。だから、書いとけってやつがね・・・。

あったりするん・・・きっと。

良く知らないけど・・・。


そういうものが物語におもしろく落とし込まれていて、

読んでいて楽しい!!


途中、半沢直樹的な回もあるし。

司令塔が頭オカシイと下請けが死ぬとかね・・・。

まじでありえると思う。

営業が無理難題拾ってくるとかね・・・。

えぇ・・・どっちも大変なんですがね・・・。

営業の一言が・・・現場を地獄に変えるわけでね・・・。

正気?とききたくなるようなね・・・。

汗臭い男たちが缶詰でオフィスという牢獄に閉じ込められて、

まさにデスマーチなわけですよ。命を削って作り上げるわけです・・・。

営業もお仕事上しょうがないのだけれどね・・・。

えぇ・・・ドラクエのザキみたいなもんでしょうね・・・。

運よく生き残れるのか・・・。

まぁ、ダメなものをダメと言えない・・・そういう関係を作り上げてしまうと、

最悪な現場になるのでしょう・・・。

欧米スタイル並みに強い意志が必要ですよ・・・。

相手を言葉で殺すぐらいのね。目で訴えかけるのもいいです。無言で。

下から睨みつける様に。発言を潰していく。


おっと、脱線しちまった・・・。


登場人物たちもファンタジーになじみながら、どこか現実的な・・・

いや、現代的な人物たちである。


個人的には・・・あの中で一番漫画で読んでみたかったなと・・・。

個人的にですけどね。


最後のエピソードでは、魔法合戦があり、

ちゃんとバトル要素もあったのが大分好みです。

単なるお仕事ものではなく、ファンタジーにも落とし込んでいるところが。

一度で二度おいしい。


後輩ちゃんとの関係も見ていてなんかいじらしい。


SEって職業が楽しみながらわかる作品であります。

個人的にはお勧めです。

あくまで、個人的にね。


「書ききった・・・」

「う~ん・・・20点ですね。」

「精進します」


吾輩は眠りにつく。


≪つづく?≫

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