第190話 吾輩漫画コン最終候補作を読み終える

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「ほぉー。」

「お疲れ様です」

「うむ。読み切ったぞ!!」

「どうでした?」

「それは今から書く!!」


吾輩は漫画コン最終候補作を全部読み通す。

うむ。おもしろい!!


では、まず!!


『長野市役所ダンジョン課』


◆エース編集部

「役所がダンジョンの問題・事件を解決していく」というアイディアが非常に面白く、またその内容を伝える作品タイトルがわかりやすい点が高評価でした。

 一方で、物語の後半になるにつれて、本作の特徴である設定の面白さを展開に活かしきれていない点が惜しいと感じました。


後半・・・そんなだめかな・・・?

どちらかという最終に盛り上げようと頑張った感があるんだけどな・・・。

最初は説明感が多いし・・・。


ただ、なんとなく思うのはもっと広げられそうだな。ということである。

そこらかしこに魔界とかダンジョンが発生するし、風呂敷としては大分大きく広げられるものである。モンスターとかも結構特色あるのかと。

クマの体に・・・なんだっけ?なんか違う動物の顔がついてたりとか。

モンスターのアイディアには凝っていそうである。


全部読み終わって、まぁ、途中で終わった感が強い・・・。

続編まで続けようってアイディアものである。


ただ・・・ちょっと・・・吾輩には感じが合わなかったのもあり・・・読み飛ばしている部分もあるかもしれない・・・・。


次。


『魔法使い(プログラマ)のお仕事』


◆エース編集部

 本作の「魔法使いが使う魔法陣には、それを構成する魔法使いがいる」という独特な設定が良く、非常に面白い作品でした。

 ただ、小説から漫画となることを想定した際、漫画描写に必要な情報が不足しているように感じました。そのため、漫画原作という観点からは「物語を絵に落とし込むことが非常に難しい」作品である印象を受けました。


これはPGのお仕事をかっこよく、ファンタジーアレンジしたものです。

魔法陣というのがソースコード?だっけか?

というものに見立てて、コンパイルや色々プログラミング用語がでてくる。

うむ・・・ちょいと吾輩も度忘れしているな・・・。


キャラクターとしては、出来る男のお仕事奮闘記であり、

そこに過去話とかがうまく絡んでくる。

絵に落とし込むのが難しいって・・・。まぁ・・・。

というのも要は魔法陣の書き方や種類をいくつも作らなきゃいけないし・・・。

そこに違いを見せなきゃいけない。

そこらへんの記載がなかった・・・ような気がする。


古代文字とか。そういう書き方である。

COBOLとJAVA的な感じであろうか?

おっと、脱線した。


まぁ、絵に落とし込むのが大変って言われると・・・なぜ最終候補に?

と思ってしまうところもあるが。


キャラ立ちも良く、やれやれ系主人公を主軸として、頑張るかわいい後輩ちゃん。

それと上司と営業の同僚。そして・・・社長が・・・。


SEだとより楽しめそうな感じである。

お仕事のフラッシュバックがあるかもしれないが・・・。

ただ、ファンタジー要素も強く・・・。王都などの言葉も多用される。

読んでいておもしろかった。


個人的には好きである。いい感じのギャグもありなので・・・。


唯一あげるとすれば・・・。

ピークがないのかな?話のピークが?

1エピソード事ではあるが・・・。ちょっと、大盛り上がりというのはない感じで、

淡々としていたかも。最後・・・過去話だし。


盛り上がったけど・・・ちょっと・・・現代でのエピソードの方がよかったのかなと。

まぁ、人によってわかれそうである。



次。


『私立ソシャゲー学園高等部』


◆エース編集部

「ソーシャルゲームのあるあるネタ」を使うことで、読者に親近感を与えるような作品として工夫している点が好印象でした。

 しかし、作品を俯瞰してみると全体的に物語の動きが少ないのと、読者にとってはそもそも何を楽しむ物語なのかが分かりづらいように感じてしまいました。作品の軸となる物語があると、より読者が楽しめるようになると思います。


ちょっとこれについては・・・。

ひとこと言いたい。まぁ、揚げ足取りなので・・・卑怯だが。

エース編集部の言葉の・・・。


作品の軸となる物語?何を楽しむのか?わかりづらい?


いや・・・ソシャゲを使ったギャグが・・・主軸だと思うん・・・。

本人もしっかりコメディかいとるし・・・。

教師物と言えばそうなのだが・・・。

主軸はコメディである。

それとも・・・ストーリーのことだろうか?


それであれば、思うところはあるといえばあるが・・・。

ちょっと、最後生徒の成長が・・・流している感じがあるといえば・・・。

まぁ・・・文字数を意識するあまり・・・ないがしろになったのかも。

そもそも、3万関係ない・・・し・・・。

おっと・・・脱線した。


内容については、吾輩は好きである。

ギャグが多めなので♪


ソシャゲの皮肉をいっぱいこめたギャグ!!

ランキングという鬼形式!!課金地獄!!スタミナ回復!!

といったように、ソシャゲ要素満載である。


そして、生徒もパンチが聞いたやつらがいっぱい。

一人、敵だったのに・・・仲間に・・・。


というように、ギャグ押しの作品である。

合う合わないはあると思いますが、結構吾輩的にはいいと思いますよ。


どう考えても、やはり主軸はコメディ。

それ以外ない作品である。おふざけしながら、進んでいく。

時間があれば、もっといい作品になりそうな気もします♪

文字数も気にせずに書けばね♪



さて、総括です。

近況でも書きましたが・・・。

お仕事ものが多いです。


主人公を並べると、

公務員

SE

教師


大賞は、お父さん。確か部長か何かです?敏腕の。

おいおい・・・少年はどこにいった?

一応、突っ込んでおきます。少年って・・・。

中年エースの主人公。

・・・。

・・・・・。


そこはコンテストの愚痴です。ハイ。


けど、どの作品もおもしろく読ませられるって感じです。

てれんさんのは・・・完成度高いなって印象はあります。

それが受賞につながったのかもしれません。

まぁ・・・編集ついてるかもしれませんけどね。あっ・・・!?


そうだな・・・他にも・・・。

ギャグもあり、バトルもあり、設定もありって感じで、まぁ全部そろってますね。

それでいえば、魔法使いもそうなのですけど。


もしかしたら・・・

お仕事もの・・・作品を求めてたのかもしれませんね。

そういうジャンルがないから・・・。

どうなのだろう・・・・。多分ない気がします。エースには。


文字数はやっぱり関係なし。

これはフェイクでしたね。


最後に、


◆少年エース

最後に、今回の応募作品につきましては「少年エースで連載する漫画の原作となる小説」という観点から選考させていただきました。作品を読んだり、評価する観点はいくつもあり、決して一つではありません。本コンテストで選外となってしまったのは、あくまで今回の選考基準によるものであるということをご承知いただけますと幸いです。素晴らしい作品の数々をお寄せいただき、重ねてお礼申し上げます。


この通りだと思います。

正直、今回選考外だろうがおもしろそうな作品は、吾輩の目から見てもたくさんありました。何が勝敗を分けたのかはわかりません。

いつの日か、違う場所でお目にかかるかもしれないですし。

レベルアップした作品にしてくれたら・・・楽しいかもしれないですね♪


では、漫画コン終了です!!


吾輩は眠りにつく。


≪つづく?≫

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