第122話 吾輩長考に入るやも・・・

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「・・・あぁ・・・なんだろうな・・・何かすごい・・・」

「旦那?」

「いや・・・攻殻機動隊を見てて・・・あとBLAMEだっけか・・・みてて」

「あぁ、シドニアの方ですね」

「そう・・・難しいのだけれど・・・なんか面白い・・・」


吾輩は考える。

理解っていうとおかしいのだろう。

わかったというのはおかしいのだろう。

わかりにくさが売りというのもおかしいのだろう。

けど、単純ではないおもしろさ。

それは、ある意味理解から遠いものにある。世界観と言えばいいのか・・・。

先が気になるというのでもない・・・・。

単純なおもしろさとは違うもの。

だからこそ、理解できない。だが、おもしろい。

それは一体どういうものなのだろう。

一言で言えば世界観。

ただ、詳細はと聞かれると答えに詰まる。

そういった作品もある。うまく説明をできないけど。

けど、おもしろい・・・。

そういう代物はなんだろう・・・。特別な人にしか書けない。

おまけに真似をしようとしてもうまく書けない。

そういうもの。

似たようなことをやってもうまくはいかないであろう。

その面白さに隠れたものは何なのか?新しいということなのであろうか。


吾輩は考える。

創成の陰陽師というものを見ている。

う~む・・・。なんだろう・・・。OPとの差が結構あるな・・・。

漫画を読む。うむ読みやすい!!

あとがきを読む・・・・。えっ?

うん?

あっ・・・・!?あああああああ!!

どうやら、貧乏神がっ!!を書いていた人らしい。

そうだったのか・・・。意外と吾輩好きでした。

アニメもでき良かったですし。原作も全部読んでおります。

幸福を吸い取って幸福になってしまう子のお話し。

あれも・・・学園バトルラブコメディであるような・・・。まぁ、何を退治と言われると・・・妖怪とか・・・悪い神様とか・・・。なんでしょう?

けど、ちょっと毛並みが変わっているようなお話である。

1巻で気付けんかった・・・。

連続でお話を書き続けるってすごいよね・・・。


吾輩は考える。

こち亀ロスなるものが発生するのだろうか・・・。

株が下がるやも・・・気を付けて。


吾輩は考える。

本当にたくさんあるんだな・・・。

物語っていうのは・・・。もうあちらこちらに転がっている。

色んな形で・・・。

すごいよね。本当に。


吾輩は考える。

ちょっと・・・表現を考える。

しばらくこっちに時間を費やすことになりそうな気がする。

長考に入る。

書くことより、書き上げることを考える。

表現・・・・表現・・・・表現・・・・・


「旦那・・・?」

「・・・・氷・・・・・氷・・・・ひょ」

「眠ってやがる・・・どさくさ紛れに・・・」


吾輩は眠っていた。


≪つづく?≫

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