第94話 吾輩売れるものというものについて考える
吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。
「旦那、お目覚めですか?」
「・・・ちょっと・・・考えとくか」
「何をです?」
「売れるもの」
「えっ?」
吾輩は考える。
大事なことを最初に書いておこう。
何度も書くが売れるものを書くより、書きたいものを書いた方がいいことをお勧めする。
自分が書きたいもの!!趣味を仕事にすると長続きしないという言葉があるが、これはそういうことだ。やりたいようにできなくなってしまう。
なので、書きたいものを書いて売れてください!!出来れば!!
ということで、ここからは今の売れ筋を吾輩が見たもので考えていく。
円盤で考える。これは売り上げが落ちているがひとつの指針でもある。アニメ制作において、これが利益につながるから。
春売れたもの。
ハイフリ。ちょっと内容を見てないのだが・・・まぁ艦隊ものです。海軍が女子高生できゃぴきゃぴするわけではなく、何かと戦う。そして、日常を過ごしていく。
これが売れた理由を考えよう。
おそらく、キャラデザであろう。そして、ちょっとほのぼの。時に戦闘。
最近強いのはおそらく、日常物だと思う。キャラデザこみであるが。
けいおん然り。ARIAもそっちに入るかな。
これ系の魅力を語るには、一番楽なのが・・・頭を使わない。
要は流し見でも頭に入ってくる。楽なのである。集中を要さない。淡々と流れていく。
現代において、何故日常系が売れやすくなったのか?
まぁ・・・・情報過多の社会で頭がごちゃごちゃしてきている。頭を使うことが非常に多い。なんでもかんでも。
これが要素となっているだろう。見ていて楽♪
子供も見やすいというのもあるだろう。
上位陣はちょっと異質なものがあるので・・・対象外としている。
ジョジョとマクロス。
これは・・・ちょっと、一過性での人気ではないので。除外。元の層が厚すぎる。
ファンが多い。シリーズもの。一発で勝てという方が・・・きつい。
さて、冬に戻ろう。
一位はこのすばである。2位以降は混戦。
ここで難しいことがある・・・デュラララ・・・売上悪いのか・・・。悪くはないか。
けど、一時期ほど熱がこもってない・・・。
デュラララは、多方面視点展開群像劇である。いろんなシーンが繋がり最後に持って行く。まぁ、頭を結構使う。後半は登場人物も増えまくり、一人一人を見て、どこにいるのか?結構頭を使う。これが・・・初期との違いかもしれない。昔はもっとキャラ少なくできたから・・・。
このすば。これはダークホースである。始まる前は期待値は低かっただろう。作画にもそれはうかがえる。ちょっとくずれる・・・。
ただ一位!!これは・・・日常ものと戦闘ものが入った要素である。まぁほぼ日常。頭使わない。楽。一位。
そして、吾輩の好きだった・・・ディメンションW・・・。
まぁ・・・低いね・・・。
しょうがない。そもそもターゲットが違うだろう・・・。円盤買う側との・・・。OPで逃げられたか?・・・おもしろかったけどな・・・。
2位はGATE!自衛隊ファンタジー無双である。
ちょいと弱めのハーレム要素あり。もしかしたら・・・女子キャラも必要かもしれない。
かわいい女子キャラ。内容的に2位で間違いない!
作画を入れれば、一位だろう!!結構丁寧です!多分・・・SAOと同じなのかな?
他は、僕街グリムがる。まぁ順当でございます。
そして、秋までさかのぼる。
おそまつさん・・・。まぁねぇ。社会現象的なものでしたからね。
日常系。ただし、声優含むと思われる。腐女子に圧倒的人気!!BL要素はないけど・・・これも日常物。ハイテンションギャグものと言えるだろう。
赤塚先生・・・あなたの物語は進化を遂げました・・・予想しないほうこうに。
2位は終物語。
これは・・・シリーズものなので・・・。
ちょいと割愛。
3位はハイキュー。
やはりな・・・。ちょっとアニメは出来が良すぎる。最高だろう。
というか腐女子ものと捉えられてるけど・・・吾輩から見たらどうみても青春スポコンだろう。そもそも、キャラデザ・・・そんな女子狙いしてないだろう。間違いなく。言いがかりをつける人がします。中身を見ろ!!どういう基準だ!!
女子人気もあるのかもしれないが・・・。秋に腐女子の財布は壊滅に追い込まれた。
どちらかというと。Kリターンキングスの方が・・・
腐女子狙いだったはず・・・。ちょいと。作画も狙いもキャラデザも。ストーリーは・・・怪しい。けど、面白かったっす。スケボーのシーンとかおかしいくらい臨場感あるっす。最後の仲直りとかもいいと思います。不思議っすね。
なんとなくはあるけど・・・ちょいとエロ要素も強くしてます。
女子向けなのか・・・男子向けなのか・・・。ちょっとはっきりしなくなったのが・・・原因かもしれません。とりあえず、抜刀!!
さて・・・日常系が強い。これは今の流れでありますが。
リゼロは結構売れてます。これは、ファンタジーミステリー死に戻り。
えぇ、多分2クールなので、終わってからが本当の評価に移るでしょう。おじいちゃんかっこいい。けど、目玉刺してないで戦えや!!戦闘中だ!!遊ぶな!!
けど、誤解を招かないように書いときます。
円盤には特典がございます。それの効果もあるので、一概にこれが人気とは言えません。それに大元のメディアでの売り上げが上がったりというのもあるので・・・。一概に何が失敗で成功かの判断は難しいです。あくまで指標のひとつです。
円盤自体の売り上げも落ちてきているでしょう。これは間違いなく。
そもそも、レコーダーがあるのに・・・買うのは・・・難しいところになってきています。
吾輩は・・・。レコーダー派です。
今の主流はおそらく日常キャラ系です。これは間違いないでしょう。
そして、次にストーリ重視です。おそらく、それをクールから一つずつ選ばれてるような流れも感じます。やはり、時期的なものは重要です。タイミング!
視聴者の取り合いでもありますから。
まぁ、どの媒体で売りたいかはハッキリイメージを持つといいかもしれません。
アニメなの小説なの?漫画なの?どれがいいんですか?
多分、全部賄うのは・・・無理がありんす。面白ければ売れるのはありますが・・・それはシリーズものだけの特権でもあります。単発はムズイ!!
これだけはハッキリしている。
ではでは・・・長いのでお開きにします。
空想講義にお付き合いいただきまことにありがとうございます。
それでは・・・。
いや最後に言い残したことがある。
時代を先読みしよう・・・そろそろ異世界ものは飽きられ始めてくるかもしれない。また死んで・・・異世界?おそらく、なろう系が多くなったのもあるだろう。そんな声は聞こえる。次は違うジャンルが流行ると思います。
もしかしたら、それがメタSFと読んでるのかもしれませんね♪はてさて・・・。
どうなることでしょう・・・。
未来はわかりませぬゆえ・・・。先のお楽しみでございます。
吾輩は眠りにつく。
≪つづく?≫
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