第5話 悪魔の放課後
作戦実行の時…………君は現れた……
あの男を手紙で体育館の裏に呼んだ。この時僕は、狂っていた。ナイフ片手に笑っていたのだ。「これで……これで彼女は僕の女だ」
靴の音……あいつが来た。……どんどん近づいて来る。
…………あれ? 髪の毛が長い。 なんで、彼女がここに?
「シクシク…」 泣いている
「どうしたの?」 話しかける
「シクシク…」 泣いている
「何があったの?」 話しかける
「シクシク…」 泣いている
まるであの時の会話のようだった。
君が泣き止むまで、君が真実をいうまでずっと、傍にいるよ。……
「ありがとう」 君が泣き止んだ
「あのね、璉君がね、シクッ……殴ってきたの…… 私ね、璉君の事好きだったのに……」
「やっぱ、好きだったんだ…………」
心の声が漏れてしまった、
「それより、手、どうしたの?」
「え?い、いや?何も?」
まずい、ナイフを持っているのを知られたら、どーしよう💧
もー、だめだ。
「その、凶器を置いて?」
バレていた…………
第6話へ続く…………
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます