第6話 初めての涙

「置いて?」


僕はもう、頭が真っ白だった……

全てバレていたなんて……

「早く置いて!」


「ごめん」 無意識のうちに謝っていた

僕は、ナイフを置いた。


ギュッ♡


え?僕の中にはそんな事、想像もしていなかった。

もう我慢ができなくなって、置いたナイフを自分の首に近づけた。


グサッ




あれ?なんで?なんで?


手が赤いの?

なんで?













涙が、出るの?







第 7話へ続く……

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