第4話 絶望の果てに

“ 僕は今日、絶望を知った。”




僕は貴方の為に手紙をかいた。やっぱり口では言えないよ。洒落た書き出しで始まった、僕の手紙(思い)は、君に届くだろうかっと、期待を胸に抱きながら君の下駄箱にそっと手紙を入れた。


次の日、僕は遅刻をしたが、学校へ行った。自分の意思で……

放課後、僕は見てはいけない光景を見た。

君が、君が男と手を繋いでいた。

とっても、嬉しそうに。

僕は、悲しかった。羨ましかった。

別に、君が僕の女ではない事は知っている。なら、何故僕を心配したの?



やっぱり人は信用できない。


だけど……だけど!諦められないじゃないか!!!あんなに綺麗な、笑顔を魅せられたら!

でも、あの男と言い合う、自信もない…………

やっぱり、あきらめるしか…………


いや、まて?

もっと、簡単な方法があるじゃないか……



あいつを消す方法が…………








第5話へ続く…………

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