第7話脳内フル回転
発注(注文)をし始めると、液晶画面とにらめっこ状態に。
長い時は2時間以上見続けて
取る数字を考えて
何度も発注量を変えました。
これが原因で勤務時間を過ぎても
私がまだ仕事が出来ないから仕方ないと
残業を付けるって考えなんてなかったです。
それに画面を見続けるって思ったより
目が疲れます。
脳内もフル回転な日々が始まったのです。
人間って、これ以上ないくらい考えると
ショートします。
特にお昼時もあって
めちゃくちゃお腹が空きます。
お腹が空く
家に一日中いた頃は
空腹状態ってあまりありませんでした。
小腹が空いたらちょっとつまんだり
飲み物飲んだりしてたからでしょう。
働き出したら
朝食から昼食まで7時間位空きます
だから帰宅したら腹ペコです。
ご飯がおいしい!
これはほんと幸せです。
さて発注ですが、ちなみに私はお昼までのパートです。
午後どれだけ売れるかなんて見当・・・つきません。
今日の売れる数を考えて、明日必要な数を取る
取り過ぎてしまえば、売れなかった分は値下げや最悪廃棄コースです。
かといって取らなさ過ぎて、品切れになったら、これはこれで売るチャンスを逃すチャンスロス扱いでダメなのです。
そもそも
これって、社員が責任を持ってする仕事な気がして納得がいきませんでした。
こんな大事な仕事をやや責任感薄めなパートがやっていいのか?
そんなこと思っても現状は変わりませんが・・
しばらくは私が発注した量をオカさんやマネージャーが確認してくれました。
三ヶ月過ぎたくらいからほぼお任せになりました。
それでも
社員のオカさんがいれば
「オカさん、OO商品はどれぐらい取ればいいですか?」
聞けば
「うーん、取り合えず80個でいいよ」
そんな感じで助けてもらえるのですが
マネージャーのヤマさんには参りました。彼女はパートさんからマネージャーになった人
「ヤマさん、広告のOOはどれくらい取ればいいですか?」
聞くと
「そうねぇ、前回はいくつだった?」
「50個です」
「50個かぁ、うーん、そうねぇ、今度の広告は特別だからそこそこ多く取ってほしいんだけど・・」
なんて、話しながら店内を歩き始め
「そうそう、ここの広告台に置くのはOOにするから」
と、話が流れていくのです。
いつのまにか私が聞いた話も流れさります。
自分が忙しいとろくに相手もしてくれませんでした。
とにかくヤママネさんに聞くと数字をちゃんと教えてくれません。
結局私のほうから
「OOなんですけど、70個取ります。」
そう言いに行くと
「はい」
てなもんです。
わからないから聞いているのに
数字を言ってくれないのは
参りました。
ちなみにこのヤママネさん
私が生きていて出会ったことのない
かなりのモンスターだったのです。
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