ゆとり世代のホント?ウソ?
余談(18歳選挙権から考えたこと)
ここまでは単純にゆとり世代が一体どのような時代を駆け抜けてきたのかを僕という一人の人間のこれまでの人生をご紹介しました。しかし人生は十人十色、一つの参考程度にして頂けたらと思います。そしてここからは世間で言われているゆとりと実際はどうなのかというのをこれまた僕という人間のフィルターを通して見てみようと思います。なのでこれが一般論ではなく一人の人間のリアルな視点として読んでいただけたなら幸いです。
余談としてつい先日選挙権が18歳に引き下げられて初めての選挙が行われました。この時僕もテレビで選挙を見ていましたが、選挙速報と同じくらい大きく報道されていたのが18歳で投票に行った人達についてでした。テレビではまだ制服を着た高校生などがよく映り、そこで様々なインタビューを受けていました。
「初めての選挙はどうでしたか。」
「どうやって情報を集めたのですか。」
「政治についてどう思いますか。」
などの質問がされていました。インタビューを受けていた子たちはそれらの質問に答え、それに対してテレビでは以下のようなコメントがされていました。
「今の若い人達はきちんと政治のことを考えていて感心ですね。」
「きちんと投票に行ったということが今の若い人たちの政治の関心の高さを示していますね。」
「今の若い人達はしっかりしていて将来が明るいですね。」
さて、普通にこのようなやり取りを見ていれば、いい話じゃないかと思う人が多数でしょう。しかし僕達が18歳だった頃、そして未だにゆとりだと言われる時はどうでしょう。
「ゆとり教育を受けている子たちの学力がやばい。」
「どうせゆとりだから。」
これを比較すると前者のこの「今の若い人達は」という言葉のが「ゆとり世代」と比較されているように聞こえしまいます。もちろん被害妄想かもしれませんが。今の18歳前後、又はそれより若い人達はこのことで、
「初めて18歳で選挙を行った世代」
ということで世間の人達にはインプットされていることでしょう。それは僕達ゆとり世代が、
「ゆとり教育を受けた子たち。」
これも被害妄想のようになってしまいますが、前者はどちらかというとプラスイメージ、そして後者はマイナスイメージで世間の人達に刷り込まれてしまっているのではないでしょうか。
と世間にインプットされてしまったのと同じように、その時代によって印象が大きく変わってしまいます。この世間的な世代のイメージを覆すには相当大変なことになるのではないかと僕は思っています。世間から見れば先日出ていた子たちはとても頼りがいのある姿に見えるだろうし、「ゆとり世代」と聞けばそれだけで頼りない姿に見えるということもあるのかもしれません。僕はなぜだかテレビに出ていたあの子達が確かに輝いて見えたのです。これもイメージのすりこみのせいでしょうか。それとも本当に輝いていたのでしょうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます