大学時代ー2

 大学時代の勉強はというと、正直大学では勉強をするというイメージはあまり持っていませんでした。自分の好きなことを学ぶという感じだったので自分の興味のある講義を取ればいいのかと思っていたのですがやはり必修科目など自分に必要のなさそうな科目や単位を取らなければならず苦労しました。経済学部ということで自分時興味のない科目も多数あり、特に文系にも関わらず経済の指標を解く計算の多い科目があり、その内容もわけのわからない公式が多く出てくるというお手上げの科目もありました。そんな中でも僕は経済学部の文化経済学科という文化や芸術と経済を結び付ける、商業における芸術の与える経済効果などを学ぶコースを選びました。主には美術館や博物館、芸術による街興し、観光業界、メディア・情報業界についてなどを学びました。経済学部では株式や証券などを学ぶ経済学科が人気だったのでこの文化経済学科の学生は少なかったようにも思えます。しかし高校までと違って講義自体は興味深いものも多く、90分の講義時間に苦痛を覚えることは少なかったです。どうしようもなくつまらない講義はよく寝ていましたけど。大学生といえばレポート、論文です。これも大学の図書館や市の図書館、自分で企業や様々な方々にアポを取ってお話を聞きに行ったりと、割と頑張って大学生をやっていました。確かに高校の勉強と違って学ぶことに楽しさを覚えていました。そのお陰もあってか大学では優等生の表彰を受けたことも。勉強嫌いの自分にとっては当たり前にやって表彰してもらえるのだから凄いなとも思いました。なんだかんだで今思い起こせばキャンパスライフも充実していたんでしょうかね。

 そんな中でやはり教師になりたいという願望を捨て切れなかったのか、僕は1年生から普段の単位にプラスして教職員課程を受けていました。経済学部の科目に加えて教職課程がプラスされるわけですから講義の数も試験の数も人より増えるわけで、周りの友人たちからは、「アルバイトも掛け持ちして劇団の活動もしてサークルにも入って、教職課程も取って、一体いつ寝てるの。」と言われることもありましたが案外普通に過ごしていました。特に辛いとか苦しいとか感じたことはありません。忙しいと感じたことはありましたが、それはそれで楽しかった記憶もあります。なのでアルバイトの休憩中に課題をやったり、劇団の公演では劇場に入ってしまえば空き時間もあるのでその時間を使ってレポートを書いたりと、常にパソコンを持ち歩いて何かしらやっていた気はします。今思えばそんなこと無理ですが当時は易々とこなしていたんでしょうね。

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