つイ……。

 いつものバス停にて――


「ニホンにあるぜんぶのショ~ガッコ~とチュ~ガクにムリョ~でかえるミズせんよ~じはんきをセッチ?」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「セ~トのネッチュ~ショ~たいさくのためでペットボトル280mlと500mlがあり、セ~トぜんいんがまいにち1ニチ1ポンのめるようにする……う~みゅ……ミズだけかぁ~。コ~ラだよっ! コ~ラおかないとっ!!」

 イブキが一部の小中校生の意見を代弁する。


「コ~ラはアタマのはたらきをよくするドリンクなんだよ! ガッコ~におくのにピッタリだよっ!! もう「キリ~ツ! れい! コ~ラいっきのみ。ちゃくせき」にすべきだとおもうモン!」

 そんなコ~ラのある学校生活をイメ~ジしているイブキの隣では、


「動物園で行われた動物達の体重測定が可愛いと話題?」

 月夜がそんな記事を読んでいた。


「ジっとしててくれなさそうだし、どうやって測るのかしら?」

 そんな事を言いながら読み込まれた画像を見る。


「こ、これは……っ⁉︎」

 短く切られた木にしがみつくコアラ、その下は体重計がある。

 他にもトレ〜に入れらたパンダの赤ちゃん。

 バケツにいれられた子羊など割と大人しく体重を測ってる画像が読み込まれる。


「バケツにペンギンの雛やケ〜ジにナマケモノ……フクロウは布に包んで測るのね〜……キリンや牛とかは専用のがあるのね……」


「月夜。ウシさんのタイジュ〜みてギュ〜ドンにカンサンしたでしょ?」

 牛の画像をジっと見ていた月夜にそういうイブキだった。

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