ご~すト。
いつものバス停にて――
「あのバケツラ~メンとして有名なSカップがさらにバケツ化?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「おぉ! 深底になってるっ!?」
画像が読み込まれ第一声がそれだった。
「このMAXカップは一〇〇グラムの麺をいれた特盛仕様……いいわね特盛! もうこの言葉でワクワクするわよね! ウチが外国人に教えたい日本語ナンバ~ワンよ!」
そんな間違った日本を教えようとする月夜。
「辛味噌タンメンか~……フツ~に豚キムあたりを深底化してほし~わね」
月夜がそんな無茶ぶりをしている隣では、
「ゴ~ストレストランのギョ~セキがのびている?」
イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「なんだろぉ~? ゴハンたべながらゾンビとユ~レイがおそってくるアトラクションてきなメシやさんなのかかなぁ~?」
イブキがそんな落ち着けない、アクロバティックなレストランをイメ~ジする。
「ゴ~ストレストランは『ゴ~スト』――じったいのないレストランとゆ~イミで、げんじつセカイにおみせをもたないおみせ。オ~ダ~をうけてチョ~リごにウ~バ~イ~ツなどのフ~ドベリバリ~サ~ビスをリヨ~しキャクにとどけるあたらし~タイプのインショクモデル。へェ~……ひまなときのジンケンヒとかセツヤクできてゴ~リテキだねぇ~」
「よ~はピザのたくはいをどんなおみせでもやっちゃおぉ~てきなアレかぁ~。アメリカやチュ~ゴクは『クラウドキッチン』とよばれしられている……ニホンだってむかしからあったよ~なぁ~……」
イブキが昔のアニメで岡持をもって自転車でフラフラ配達する様を思い出しながら、
「これはオカモチをドロ~ンかしてフライングオカモチしてハイタツするハイテクそばやフライングラ~メンやとかでてくるかもっ!?」
「オバケかんけ~ないみたいよ月夜」
「ふ、フライング牛丼の可能性もあるのかしら?」
ゴ~ストって言葉ととに別の方向を向いていた月夜がそう言ってくる。
「そんなモンないっ!」
それにそう返すイブキだった。
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