え〜きョ〜。
いつものバス停にて――
「夏の絶品肉祭りっ!?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「肉祭り……いい響きよね~……」
恍惚とした表情でそんな事を洩らす。
「段々になったハンバ~ガ~がいいわよね~……この画像通りでてきた事ないケド……それでも三分割とかにしないと口にはいらないほどのタワ~バ~ガ~はいいわよね~」
一度、画像通り自分で積み治してみた結果、再び崩して食べた月夜。
「タワ~みたに立ってるハンバ~ガ~って見た目がいいだけで食べづらいのよね~」
そんな事を言う月夜の隣では、
「オトコのヒトからみたオンナのコのカレシにエ〜キョ〜だとおもわれるコト」
イブキがそんな記事を読んでいた。
「バイクやギタ〜――ギタ〜はオヤのエ〜キョ〜もありそ〜だけど……ジョエルとかエリ〜におしえてたし」
「サバゲ〜とかカレシのエ〜キョ〜っておもわれてんだっ! サバゲ〜ってド〜グはこんだりするのタイヘンだから、もともとクルマなんかもってるオトコのヒトにしかできないシュミじゃないかなぁ〜? きがるにできるFPSとかならわりとオンナのコのプレイヤ〜いるよねぇ〜」
イブキがボイチャで知り合った娘が恋バナをしながら現役自衛官のチ〜ムを殲滅していく様を思い出す。
「ぎゃくにジブンではじめたシュミのランキングじょ〜いにゲ〜ムがある……」
少し不満そうに洩らす。
「なんか不満なの?」
「ん〜……もしかしたらどっかに「あのコ、かわいいけどゲ〜ムがシュミなんてカレシいるよね」っておもってるヒトがいるかなぁ〜――って」
「なるほど。素でモテないって事になっちゃったワケね」
バッサリ斬り倒す月夜だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます