きかいのじだイ。
いつものバス停にて――
「や、やよいが――」
月夜がグルメ系アプリの中にある記事を読みながら、
「出汁無料、ゴハンも無料だし。やろうと思えばずっとお茶漬け食べ放題っ!? いつでもお茶漬け食べ放題っ!?」
定食チェ~ンの新サ~ビスに驚いていた。
「今度はお茶漬けをつくる機械でもはいるのかしら? 客目線ではそっちのがほうが頼みやすくていいケド……」
月夜が無限にお茶漬けを生産しまくる謎の機械をイメ~ジしながら、
「やっぱり時代は機械よね~」
「やっぱりジダイはキカイだよねぇ~」
全く同じ事を隣でイブキが洩らす。
「ソフバンのオ〜エンだんいいよねぇ〜」
イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、記事を読みながら、
「ムカンキャクじあいでロボットがセンシュをオ〜エン――ときどきうごいてないやついるとかもアイキョ〜だね」
応援歌に合わせて動くペッパ〜とスポットのむれを見ながら、
「しかもオトにまったくあってなくザツにバラバラにうごいてるとこがい〜よねぇ〜。ロボットのクセにてんでバラバラ」
「それがいいの?」
「いっしみだれぬうごきしてたらロボットはんらんエ〜ガみたいでこわくなりそぉ〜」
「あぁ……そ〜かも?」
完全に動きがシンクロしたロボットの群れをイメ〜ジしながら、
「とくにコイツ! コイツ!」
そういって画面を指す。
「コイツのロボットダンスきれっきれなんだよねぇ〜」
「この人、人間」
ロボットよりもロボットっぽい動きをする我らが人類だった。
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