なんかイ。

 いつものバス停にて――


「むう……プレステ5のソフトハッピョ~がエンキ……アメリカさんいまタイヘンだモンねぇ~」

 イブキがまるで世紀末のように暴動が置きまくっているアメリカ国内を思い出す。


「トランプさんホワイトハウスのちかにあるチカシェルタ~にヒナンしたってかいてあったけどダイジョブなのかなぁ~? チカシェルタ~なんてエ~ガかヨ~ドラでしかみたコトないよねぇ~。イブキさんもいってみたいなぁ~チカシェルタ~……」

 イブキがそんな事を言っている隣では、


「一〇〇年間謎だった全身麻酔のメカニズムがついに解明っ!?」

 月夜がテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんなニュ~スを読んでいた。


「そ~えば全身麻酔って「なんだかわかんないけど効くからやってる原理はわからん」だったわね。それをずっと使い続ける人類もすごいケド……」


「きっとすっごいメカニズムなんだよっ! エ~テルますいとかかいてあるモンっ!! まほ~てきなアレなんだよ」

 ファンタジ~脳でそういう言いながら記事を指すイブキ。


「そ~なのかしら? イオンチャンネルとか脂質ラフトとかGM1とか書いてあって真剣に解説してるケド……」


「えぇ!? ここに『ニュ~ロンはっかの~りょく』とかあるし、きっとチョ~ノ~リョクてきなアレだよっ!」

 記事が難解すぎて、ところどころ目についた単語を出し合う二人だった。

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