かど~じかン。

 いつものバス停にて――


「SE2が四月二四日に販売!」

 月夜がテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「しかも一七日――明日から予約開始じゃない! 価格も四万円以内――一番高い256GBモデルでも六万八00円と値上がり傾向だったスマホの中でもコスパいいじゃない……えっと、本当よね?」

 記事を読みながら、そんな声を洩らす。


「ホントだよ、アップルがハッピョ~してるし、もんだいはセ~ノ~だよっ!」


「ウチはバッテリ〜がもてば満足」


「まずおっきくなちゃったよねぇ〜。4.6がたにCPUは11とおなじかぁ〜……ホ〜ムボタンふっかつとかセ〜ノ〜は8にちかいねぇ〜。WiFi6にタイオ〜してるのがイイ……できれば5Gもしてほしかったけど……」


「ふ〜ん……すごいの?」


「CPUがすっごくってあとはフツ〜かな? ただコスパはすっごくいいねっ! ただジョプスさんのテのなかにおさまるってかんがえはケ〜ショ〜してほしかった」


「ウチはバッテリ〜さえ――」


「バッテリ〜は――って、なんでそんなバッテリ〜ばっかしきにすんの?」


「ウチのスマホ、常にモバイルバッテリ〜に繋いでないと三分も動かないモン」

 外部バッテリ〜を外した瞬間、右上のバッテリ〜マ〜クが急速に減っていく!


「なんか……ヒトガタけっせんヘ〜きみたいなカド〜じかんだね」

 その様子を見ながら、そういうイブキだった。

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