やかン。

 いつものバス停にて――


「いちぶジチタイがヨ~セ~した「ヤカンのガイシュツもひかえてください」というヨ~セ~をきいたコドモのハンノ~がホッコリするとTwitterでワダイ?」

 イブキがなぜかテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「なんだろぉ~? ヤカンだけじゃなくって、ひるまもゲ~ムしてすごせってはなしかな? そしたらイチニチジュ~ゲ~ムざんまいっ! ゲ~ムざんまいっ!!」

 そのフレ~ズが気に入ったのか瞳を輝かせるイブキ。


「そこは牛丼ざんまいでしょ! 持ち帰り牛丼を大量に購入して」


「ちいさいコドモのはなしだよ?」


「牛丼は子供も大好きでしょ」


「このヨ〜セ〜をきいたコドモは「まだいたよ」といった?」

 続きを読み進めたイブキは首を傾げる。


「あ〜……夜間をヤカンだと思ったのね」


「ヤカン?」


「ケトルよ。お湯沸かすやつ、沸騰するとピ〜ピ〜なるやつ」


「それがでかけるとおもったんだぁ〜」

 ヤカンがフヨフヨ浮いて外へでていく様をイメ〜ジする。


「でも、デンキケトルばっかしでそのうちつうじなくなるはなしだねぇ〜」

 そんな事をいうイブキだった。

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