ずキ。

 いつものバス停にて――


「日本からあげ協会が認定したカップ麺が販売に――からあげ協会っ!?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「へぇ~……そんな団体あるのね~……ぜんぜん知らなかったわ。日本からあげ協会……普段なにしてんのかしら? やっぱりカアラゲ食べてんのかしら?」

 コンビニの唐揚げをイメ~ジしながら、そんな事をいう。


「ジンジャ~からあげ塩味のカップ麺を販売。からあげグランプリを主催している――あぁ……そ~ゆ~事やってんのね~牛丼はないのかしら? 牛丼協会、牛丼連盟、牛丼機構、牛丼王国ありそ〜よね?」

 月夜がそんな謎団体をイメ〜ジしている隣では、


「みちばたに『ZUKI』がおちている?」

 イブキがTwitterで話題のそんな記事を読んでいた。


「なんだろぉ〜? 『ZUKI』? ZAKUとかだったらわかるのに〜」

 イブキが緑色のモノアイロボを思い出しながら、


「ジオニックのしんがたかなぁ〜? ヅダのさらにうえをいくシサクきとか?」


「なんだろぉ〜? 『ZUKI』……やっぱりモノアイなのかなぁ〜? セ〜ノ〜はすごいけどケッカンがあるとかイイせって〜だよねっ!」

 イブキが本格的に試作MS『ZUKI』をイメ〜ジしはじめる。


「SUZUKIのロゴが一部分だけ剥がれたんじゃないの?」

 月夜がそういうのだった。

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