きょ〜てキ。
いつものバス停にて――
「KFCがガ~リックチキンを販売っ!」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ザクザク食感のガ~リックチキン……春の季節感ゼロだケド、こ~ゆ~の好き!」
瞳をチキンにしながら、そんな声を洩らす月夜。
「でも、肉で春っぽさって出せるのかしら? サクラチップで燻製とか? スモ~クされた肉から感じられないし……むつかしいわね、肉料理で春を出すの……春牛とかいればいいのにな~」
月夜がそんな事を言っている隣では、
「ニホンとカンコクとアメリカでおこなわれたeスポ〜ツでパキスタンのヒトがアット〜てきなつよさでユ〜ショ〜をさらう!」
イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「てっけんのせかいたいかいをト〜キョ〜でやってユ〜ショ〜こ〜ほがパキスタンのヒトのジュ〜リンされ、ケッショ〜はパキスタンのヒトど〜しがタイケツ……すっごくつよいんだぁ〜……」
「そこでユ〜ショ〜したヒトも『パキスタンにいけばオレよるつよいやつはたくさんいる』とハツゲンし、ゲ〜ムかいにゲキシンっ!」
「なんかバトルまんがでドンドンつよいやつがでてくるかんじになったよ」
「そんな熱い展開なの?」
「ユ〜ショ〜したヒトはパキスタンこくないでは17イのランクなんだって、シテンノ〜どころか10ポンのユビにもはいってないだって」
「へぇ〜……」
興味なそうな返事をする月夜。
「パキスタンかぁ〜……いつかイブキさんがジュ〜リンしてやる!」
密かにそんな野望を胸にするイブキだった。
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