じゅ〜じツ。

 いつものバス停にて――


「ポテトでユ~メ~なかいてんズシチェ~ンがポテトチップのカイシャとコラボっ!?」

 イブキがそんな自分の興味の惹かれた記事を読んでいた。


「お~! あのポテロ~がポテトチップのカイシャと――ん! サイキョ~タッグじゃんっ!! こんなんゼッタイおいし~よっ!」

 興奮しながら、続きを読み進める。


「あつぎりポテト バタ~しょ~ゆ――このフレ~バ~もいいねぇ~。これはますますポテロ~かがすすむよ、もうポテトまわしとけばいいじゃない?」

 イブキがそんな勝手な事を言っている隣では、


「へぇ〜……どうぶつ流行ってるのね。でも、肝心のSwitchが出荷停止」

 月夜がテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「いまアツモリやりたくてもできないのね〜」


「ふふん♪ ちゃんとモデルチェンジごとにかわないとダメだよ」

 イブキがそんな事をいってくる。


「アンタはやってないの? すっごい流行ってるケド……」


「イブキさんはいまヴァレンタインだから」


「バレンタイン? 二月じゃないのに??」


「も〜すぐソルジャ〜になるし、ライゲツにはエリ〜になってるかなぁ〜……19サイになってんだモン! エリ〜さんだよねぇ〜。ジュエルがど〜なったかキになるよ」

 イブキが名前をだすたびに月夜の頭上で『?』マ〜クが増えていく。


「――だから、やってないよ。ジカンあったらやりたいけど……ネメシスにおわれながら、ドレアムたおして、グランコスモスでト〜クンかせぎの3つをド〜ジにこなしてるジョ〜タイ」


「ふ〜ん……なんかわかんないケド、充実してんのね〜」

 いい笑顔で話すイブキにそう返す月夜だった。

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