がんボ〜。

 いつものバス停にて――


「ロシアのモスクワでバットモ~ビルがケ~サツによってオ~シュ~されるっ!?」

 イブキがスタイリッシュで様々な装備がついた車の画像を見ながら、


「バットマンつかまたちゃったっ!?」

 黒いタイツ姿で全身にいろんな戦闘用ガジェットをつけた男が警官に連行されていく姿をイメ~ジする。


「さ、さっすがロシアっ!? アメコミヒ~ロ~もロシアじゃケ~サツにつかまっちゃうんだっ!? ロシアすげ~」

 そんな事を言いながら続きを読み進める。


「クルマはバットマンVSス〜パ〜マンにでてくるバットモ〜ビルふ〜にカイゾ〜されており、アメリカからユニューキされた……やっぱりバットマンがモスクワにシュッチョ〜したのをつかまえたんだっ⁉︎ ロシアすげぇ〜」

 バットマンに手錠をかけるクマに跨った大統領をイメ〜ジしながら、


「ゼンチョ〜6メ〜トルでアンゼンせ〜をかいているとケ〜サツはセツメ〜――そりゃ〜アクをやっつけんだモンっ! アンゼンセ〜なんてきにしてらんないよっ‼︎」

 イブキがそんな事を言っている隣では、


「学校が休校になり大量に給食が余る事態へっ⁉︎」

 月夜はグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「そ〜よね〜。突然だったからそ〜ゆ〜事態にもなるわよね……ウチにくれないかしら?」


「こっちにもギュニュ〜があまってるって」

 イブキがそんなニュ〜スを教える。


「ウチに出番ねっ! 一回やってみたかったのよ給食を食べきれないほど食べまくるのっ‼︎」

 瞳を輝かせながら、そんな願望を口にする。


「あっ! シヤクショまえでそくばいかいしたら15フンでかんばいしたって……」

 続いて表示された続編。


「さ、先を越されたっ⁉︎」


「……人間考えてる事はみんな同じよね……」

 見ていられないほど切ない表情でそういう月夜。


「ん〜……キュ〜ショクをたべきれないほどたべたいってかんがえてるヒトはそんなにいないとおも〜よ」

 切ない表情で立ち尽くしす月夜にそういうイブキだった。

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