あめりかのしんがタ。

 いつものバス停にて――


「アメリカといえばピザ。ピザといえばアメリカ。アメリカ軍には兵の士気高揚のピザ軍用食があるぐらいだモンね~。もうピザはアメリカ発祥でいいような気がする」

 月夜がグルメ系アプリを見ながら、イタリア人が聞いたら怒りそうな事をいう。


「あれだよね? ゼンセンのヘ~タイさんがピザはいちばんジュ~ヨ~なブッピンだからなんとかしろっていって70チョ~のヨサンをフンダンにつかって、ジョ~オンで3ネンくさらないうえにおいし~ピザをカイハツしたんだよねぇ~?」


「そ~なの? 日本も負けないように牛丼にそのぐらいしてほし~わよね~」


「ニホンはほら、カレ~だからかくしアジにコ~ヒ~ぎゅ~にゅ~いれるジエ~タイカレ~がうりなんだよぉ~」

 そう言いながら、隊員がカレ~鍋にコ~ヒ~牛乳をいれてる画像を見せてくる。


「そんなアメリカの大学で新型のピザ自販機が稼働? そんなの珍しくないじゃない」

 記事を読み進めながら、そんな事をいう月夜。


「このピザ自販機――ピザのATMとも呼ばれなんと窯を内蔵――窯を内蔵っ!?」

 唐突にでてきたパワ~ワ~ドに声を上げる月夜。


「お金をいれて商品を選択すると内蔵された窯で焼き上げて出てくるっ! 冷凍や機械調理のピザは一切使用していないっ!? や、やるわねアメリカ……」

 変な敗北感を味わう月夜。


「に、日本も生米から――ううん、稲から牛丼を作る自販機を――っ!」


「ニホンはカレ~だって」

 空港にあるカレ~自販機の画像を見せながら、そういうイブキだった。

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