よ〜さイ。

 いつものバス停にて――


「チュ〜ゴクさんがUFOがたコ〜ゲキヘリをカンセ〜っ⁉︎」

 イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「UFOがたって……ミカクニンヒコ〜ブッタイ――みえないのかっ! ステルスめ〜さいてきな、ECSてきな、プレデタ〜てきなやつかなぁ〜?」

 空から急に姿を現すヘリをイメ〜ジしながら、


「テンシンでおこなわれた――あのダイバクハツしたトコかっ! こくさいヘリはくらんかいに『ス〜パ〜グレ〜トホワイトシャ〜ク』のなまえでルンバのようなエンケ〜の――エンケ〜っ⁉︎」

 記事を読みながら、驚くイブキ。


「そっかぁ〜……エンバンだったかぁ〜……」

 イブキが空にルンバを浮かせたモノをイメ〜ジしている隣では、


「香港のデモで破壊された牛丼屋が要塞化している?」

 月夜がそんなグルメ系アプリの中にある異色な記事を読んでいた。


「きっとあまりの美味しさに狙われたのネ。牛丼屋さんも大変よね〜」


「牛丼は平等なのに――クリスマスの日に前線で撃ち合ってた兵士が牛丼の匂いに敵味方なしに暖かい食事を取り合った『牛丼休戦』を知らないのかしらね〜」


「……もしかしてドイツのへ〜しが『きよしこのよる』をうたったコトではじまったクリスマスきゅ〜せんのコト?」

 月夜の牛丼万能説にそう洩らすイブキだった。

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